フィリピン近海では多数の雲が現れています。

これらの雲はきのうより大きくまとまっていて、台湾の南には熱帯低気圧が解析されています。

周辺の海水温が高く、この熱帯低気圧や周辺の雲の塊がまとまって台風に発達するリスクがあります。

熱帯低気圧や台風は自分で動く力がないため、動きは気圧配置に左右されます。

太平洋高気圧が日本付近に張り出していると日本列島に近づけず、太平洋高気圧が勢力を弱めると、日本列島に直撃することがあります。

複数のコンピューターシミュレーションの計算結果を見ると、各モデル間で結果が定まっておらず予報は不確実ではあるものの、南西諸島や九州に影響を及ぼすおそれがあります。

また、台風や熱帯低気圧が日本の近くを進むと、暖かい空気を運んでくるため、厳しい暑さになることもあります。特に北陸など日本海側のエリアではフェーン現象も加わって、今週同様の猛烈な暑さになることも考えられます。

今のところ、熱帯低気圧がすぐに台風に変わることはないとみていますが、今後の動向に注意が必要です。
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