雷が聞こえる範囲は10km前後
「雷鳴が聞こえる範囲は10km前後ですが、地形や風向きの影響を受けます。風下だと15km、間に小高い丘や山などがあると聞こえにくくなります」というのは、雷専門メーカー・音羽電機工業(本社・兵庫県尼崎市)です。
一方、雷雲の大きさは直径10kmくらいですが、いくつかの雷雲がまとまっていると20〜30km、寒冷前線付近で細長く雷雲が連なっていると幅20km、長さ100kmになることもあるといいます。
一方、雷雲の大きさは直径10kmくらいですが、いくつかの雷雲がまとまっていると20〜30km、寒冷前線付近で細長く雷雲が連なっていると幅20km、長さ100kmになることもあるといいます。
雷雲のどこからでも稲妻が走る
「その雷雲が放電すると稲妻が走ります。稲妻の長さは平均7kmですが、長いものになると10〜15kmになります。稲妻は雷雲のどこからでも走ってくるので、雷が聞こえる範囲(可聴範囲)にいれば、次の瞬間には自分に落雷する可能性があります」(音羽電機工業)
稲光が発してから音がするまでの時間を測って、「まだ遠いから大丈夫」といっていられません。雷は徐々に近づいてくるのではなく、雷鳴が聞こえる10kmの範囲にいれば、次の落雷が自分を直撃するかもしれないのです。雷の音が聞こえたら、雷に直撃される可能性があるので、直ちに屋内に入るか車に避難してください。
稲光が発してから音がするまでの時間を測って、「まだ遠いから大丈夫」といっていられません。雷は徐々に近づいてくるのではなく、雷鳴が聞こえる10kmの範囲にいれば、次の落雷が自分を直撃するかもしれないのです。雷の音が聞こえたら、雷に直撃される可能性があるので、直ちに屋内に入るか車に避難してください。
「付近に建物も車もない場合、高さ4m以上の木があれば、その木を避雷針代わりにするとよいでしょう。てっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その幹から4m以上離れた空間は「保護範囲」と呼ばれ、比較的安全といえます。ただし、側撃を受ける危険性があるので、保護範囲内でも枝葉から最低でも2m以上は離れてください。
電柱の間の電線の下も同じ理屈で45度以内の保護角なら比較的安全です」(音羽電機工業)
いざというときに備えて、日頃から「いま雷が鳴ったらどこに避難すれば安全か」と考えながら周囲を見回してはどうでしょうか。
>>現在の雷の発生状況を確認
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電柱の間の電線の下も同じ理屈で45度以内の保護角なら比較的安全です」(音羽電機工業)
いざというときに備えて、日頃から「いま雷が鳴ったらどこに避難すれば安全か」と考えながら周囲を見回してはどうでしょうか。
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