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浜松市で41.1℃の日本歴代最高気温 東京、大阪など全国250地点超で猛暑日に

2020/08/17 15:09 ウェザーニュース

今日17日(月)も勢力の強い高気圧に覆われ、西日本から東日本の広い範囲で酷暑が続いています。静岡県浜松市では日本歴代最高に並ぶ41.1℃を観測しました。

強い下降気流で気温が上昇

上空10000mほどまである、背の高い高気圧に覆われているため、強い下降気流によって広範囲で気温が上昇しました。さらに山越えの風でフェーン現象が加わった浜松市などで40℃前後の猛烈な暑さとなっています。

15時までの最高気温は静岡県浜松市で41.1℃を記録したのを筆頭に、岐阜県美濃市や宮崎県西米良村で39.7℃、長野県飯田市・南信濃で39.5℃、奈良県十津川村・風屋で39.4℃を観測しています。

東京都心や名古屋、大阪も軒並み35℃以上となり、15時時点で全国263地点が猛暑日になりました。猛暑日200地点以上はこれで4日連続で、2013年8月9~12日以来のことです。

西日本や東海は危険な暑さが継続

18日(火)の天気と気温
明日18日(火)は高気圧が中心をやや西に移し、西日本から東海で危険な暑さが継続します。熊本や山口で38℃、広島で37℃など体温を大きく上回る予想で、局地的には40℃に迫る見込みです。静岡県浜松は海からの南風が吹き込むためフェーン現象が起きず、明日は35℃の予想です。

熱中症の危険性が非常に高い状況になりますので、引き続き対策を怠らないようにしてください。

関東は前線の通過に伴って一時的に雨が降ることや、午後になり東よりの風が吹き込む影響で今日ほどは気温が上がりません。東京は33℃に留まり、少しばかり暑さは落ち着きます。
» 今日明日の熱中症危険度は?