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ゲリラ豪雨は天然のクーラー 関東は一気に10℃近く気温が低下

2020/08/12 18:25 ウェザーニュース

猛烈な暑さが続いている関東各地は午後のゲリラ豪雨で、少し暑さが落ち着きました。

雨の有無で気温に大違い

16時の気温分布
16時の気温分布を見ると、雨が降った東京都や埼玉県はほとんどの所が30℃を下回り、1時間に80mm以上の猛烈な雨に見舞われた埼玉県越谷市は26.1℃しかありません。

一方で、雨雲が到達しなかった神奈川県や千葉県は30℃以上の所が目立ち、横浜市は34.1℃の暑さが続いています。

短時間で気温が10℃前後低下

東京・練馬の気温変化
1時間に30mm超の激しい雨が降った東京都練馬の気温変化を時間別に見ていくと、13時までは35℃近くあった気温が、雨の降り出しとともに急降下し、2時間後の15時には26.4℃まで低下しました。

最高気温が37.9℃まで上がった群馬県前橋市でも夕方になって雨が強まり、27℃台とまで10℃以上、気温が下がっています。冠水や落雷は困るものの、天然のクーラーの役割は助かります。

実際には雨が降り出す少し前から冷たい風が吹き、気温が低下します。ゲリラ豪雨が迫るサインとして覚えておくと良さそうです。
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