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北海道・道北で記録的な大雨 本州日本海側も局地的に雨が強まる

2020/08/07 09:39 ウェザーニュース

台風4号から変わった低気圧が通過している北海道は道北で記録的な大雨になっています。また、前線の影響で東北や北陸、山陰など本州の日本海側も局地的な強い雨です。

利尻島では「50年に一度の記録的な大雨」

7日(金)9時までの12時間雨量
北海道の道北は今日7日(金)未明から雨が激しく、礼文では朝の5時過ぎに1時間50.5mmの非常に激しい雨を観測しました。

9時までの12時間の雨量は、礼文島・礼文で141.0mm、利尻島・本泊で133.5mm、稚内市で109.0mmに達し、わずか半日でこの地域の8月1か月分に当たる雨が降ったことになります。気象台は「利尻島で50年に一度の記録的な大雨となっている所がある」として、警戒を促す情報を発表しています。

激しい雨のピークは昼頃までに一旦過ぎるものの、夜にかけて断続的に雨が降る見込みです。土砂災害や河川氾濫の危険性が非常に高くなることが考えられますので、引き続き警戒が必要です。
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東北や北陸なども強い雨のおそれ

7日(金)午後の雨の予想
また、低気圧から伸びる前線周辺でも雨雲が発達し、東北や北陸、山陰など本州の日本海側でも所々で雨が強まっています。9時30分までの1時間に秋田県由利本荘市で7.5mm、金沢市で23.0mmを観測。島根県隠岐の島町・西郷では53.5mmの激しい雨が降り、土砂災害警戒情報が発表されました。

午後も同じような所に前線が停滞し、北陸や隠岐の島を中心とした山陰などで断続的に強い雨の降るおそれがあります。雨量が増えることで、土砂災害の危険度が高まる可能性がありますので、急な斜面などには近づかないようにしてください。

午後は雨が小康状態となる東北は、明日8日(土)から9日(日)にかけて再び雨が強まり、大雨となるおそれがありますので、早めの警戒が必要です。
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