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初の熱中症警戒アラートを東京都などに発表 明日7日(金)は東京で猛暑日予想

2020/08/06 16:43 ウェザーニュース

初の熱中症警戒アラート発表です。明日7日(金)は今日以上の暑さとなり、午後の関東甲信地方は熱中症のリスクが非常に高まる予想となっています。

初の熱中症警戒アラート発表

暑さ指数(WBGT) 7日(金)14時の予想
明日7日(金)の関東甲信は、ここ数日以上に厳しい暑さとなる見込みです。東京都心でも今年初の猛暑日を予想し、気温や湿度、輻射熱などから求められる暑さ指数(WBGT)が33以上になる所があるため、気象庁と環境省は共同で、東京都、千葉県、茨城県に「熱中症警戒アラート」を発表しました。

7月1日に試行運用が開始されてから、初めての発表になります。明日は一層、危険な暑さになりますので、熱中症に対する厳重な警戒が必要です。
>>今日・明日の熱中症危険度を確認

「熱中症警戒アラートとは?」

「熱中症警戒アラート」とは、これまで最高気温がかなり高くなると予想されるときに発表されていた「高温注意情報」を発展させたものです。

今年7月1日〜10月28日の約4ヵ月間、関東甲信の1都8県で試行されていて、来年度は全国で本運用が始まります。

「熱中症警戒アラート」が実施される1都8県は、東京・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・山梨・長野の関東甲信地方です。このエリアのどこかの地点で暑さ指数(WBGT)が33以上になると予想された場合に都県単位で、前日の17時頃か当日の5時頃に「アラート」が発表されます。

アラートが発表されたらどうする?

「熱中症警戒アラート」が発表されたら、次のような予防行動をとるよう呼びかけられます。

【熱中症のリスクが高い人に声をかける】
・熱中症になりやすい高齢者、子ども、障害者の方々は十分に注意を
・3密(密集、密接、密閉)を避けつつ、周囲の方からも積極的な声かけをする

【外での運動や活動を中止・延期する】
・不要、不急の外出は出来るだけ避ける
・エアコン等が設置されていない屋内外での運動や活動等は、原則、中止や延期をする

【「熱中症予防行動」を普段以上に実践する】
・環境省、厚生労働省が示している「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント(下記)を心掛ける

(1)暑さを避けましょう
(2)適宜マスクを外しましょう
(3)こまめに水分補給しましょう
(4)日頃から健康管理をしましょう
(5)暑さに備えた体づくりをしましょう

これから来週にかけて、この夏の暑さのピークとなる見込みです。適度な休息と水分補給、塩分補給を行い、室内温度を調整するなど万全の熱中症対策を行ってください。

熱中症レーダーで暑さ指数をチェック

「熱中症レーダー」では、熱中症予防の目的でつくられた指標「暑さ指数(WBGT)」をマップで確認できます。
警戒(WBGT25℃〜)・厳重警戒(28℃〜)・危険(31℃〜)に加え、「熱中症警戒アラート」レベル(33℃〜)の4段階で表示され、その日の熱中症の危険度がひと目でわかります。

ウェザーニュース会員になると、24時間先までの予想もご覧いただるようになるので、勤務先や移動先の予想も確認することができます。
熱中症の危険性が非常に高い予報が出ている場合は、外出を避けて冷房の効いた涼しい室内で過ごすようにするなど、対策にお役立てください。
>>熱中症レーダーを見る
>>アプリをダウンロードして見る