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2つの熱帯低気圧 片方は沖縄に接近か

2020/07/31 23:49 ウェザーニュース

台風の故郷である南の海で、対流活動が活発になっています。

今日7月31日(金)、南シナ海とフィリピンの東の太平洋で、それぞれ熱帯低気圧が発生しました。フィリピンの東にある熱帯低気圧は沖縄に接近する可能性があります。今後の情報に注意してください。

台風に発達するかは不明確

15時現在、南シナ海にある998hPaの熱帯低気圧について、気象庁は24時間以内に台風に発達する可能性があるとの情報を発表しています。この熱帯低気圧は台風に発達したとしても日本への影響はありません。

一方、フィリピンの東にある1008hPaの熱帯低気圧について、発達の程度は不明確であるものの、8月初めに沖縄の先島諸島や台湾方面に接近する可能性が出てきました。八重山地方や宮古島地方では週明けにかけて雨の降るところがあり、急な強い雨や落雷、強風、高波に注意してください。

一方本州方面では太平洋高気圧の勢力が強いため、熱帯低気圧の影響はない見込みです。

7月に台風発生ゼロなら統計史上初

台風発生数の平年値
これらの熱帯低気圧が台風に発達するかは不確定ですが、もし台風になると6月12日に発生した台風2号以来で、約1か月半ぶりの台風発生となります。

平年の7月の台風発生数は3.6個ですが、今年は31日18時時点で1つも発生していません。もしこのまま台風が今日中に発生しなければ今年7月の台風発生数はゼロとなり、1951年からの統計史上初の記録となります。

ただ今年も、8月以降は台風が発生しやすくなる見通しです。大雨や暴風への備えを今一度ご確認ください。
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