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台風接近で天気痛持ちの9割が頭痛など不調を実感 週末にかけて警戒を

2020/09/02 12:10 ウェザーニュース

気圧変化や天候の変化で、頭痛などの体調不良に悩まされる「天気痛」。

ロート製薬株式会社と株式会社ウェザーニューズが共同で行ったアンケートによると、台風接近と大きく関係があることが分かりました。
2日(水)9時時点で、台風10号が週末に西日本に接近・上陸するおそれがあるので、天気痛持ちの方は警戒が必要です。
[関連]天気痛調査2020 結果を全て読む

天気痛ではなくても1割が不調の経験あり

「台風が接近する時に体の不調を感じたことがありますか?」という質問に対する回答を、天気痛持ちの方とそうでない方で分けて集計しました。

天気痛持ちの方は台風の接近に伴い、約9割近くの方が不調を感じることがあると回答しています。
また、普段は天気痛持ちではない方の中でも、約1割の方は台風の接近に伴い不調を感じる経験があるということが分かりました。

太平洋側は影響を受けやすい

都道府県ごとの割合を見てみると、主に台風の影響を受けやすい太平洋側の地域との関係性が高くなり、北海道や北陸など日本海側では低い傾向が表れているのがわかります。

天気痛ドクターの佐藤医師によると、「台風は気圧変化が大きいため通常時に大丈夫でも症状が出やすくなります。自律神経が弱まってくると、症状が出てくる可能性があるため注意が必要」(佐藤医師)とのことです。

台風9号、10号で日本付近の気圧低下

2日(水)9時現在、台風9号が九州に接近中です。さらに、週末には台風10号が西日本に接近・上陸するおそれがあります。

毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなることに加え、台風9号や10号の影響で気圧が大きく変化することから、天気痛の影響を受けやすい方は注意や警戒が必要となる予想です。

天気痛予報を参考に事前の対策を!

ウェザーニュースの天気痛予報の中では天気痛が発症するリスクを6日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の4 ランクで表示しています。また、今日明日については3時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができます。

ご自身の体調変化などのパターンと照らし合わせて、ぜひとも天気痛の発症する前に予防薬やマッサージなどで対策をしてみてください。

参考資料など

天気痛調査2020
「ウェザーニュース」アプリおよびウェザーニュースのウェブサイトで実施
実施日:2020年6月15日〜21日
回答者数:全国16,482人