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梅雨明け待ちきれず… 近畿や東海で早くもセミ大合唱

2020/07/30 15:54 ウェザーニュース

今年は、沖縄を除く各地で平年より梅雨明けが遅くなっています。
そんな中で、セミ達は夏を待ちきれずすでに鳴き始めているようです。

東海以西で“大合唱”報告が多数

2020年7月29日〜30日実施、8303人参加
ウェザーニュースでは、会員に対してセミの状況を伺った所、東海から西の地域では大合唱と回答している人が多いことが分かりました。関東や東北でも、“すこし”鳴いているようです。

7月16日に同様の調査を実施した際には、西日本を含めて“すこし”と回答している方が多かったことから、この半月ほどで大合唱へと変化したことが分かります。

10日間平均25℃以上で“大合唱”?

10日間平均気温
セミが羽化する時期は、様々な条件があるものの、主に気温と相関があるとされているようです。
7月29日までの10日間平均気温を見てみると、“大合唱”となっている東海以西では25℃以上、関東や東北では20℃以上となっている所が多いようです。
この後は、梅雨前線が徐々に離れていき、梅雨明けエリアは徐々に拡大していきます。
近畿は今週中、東海や関東甲信でも来週には晴れる日が多くなる予想です。
日差しと共に暑い日も増えて、ますますセミの羽化は進み大合唱エリアは拡大していきそうです。
» この先3か月の天候予測・梅雨見解
» GPS検索 週間天気予報

参考資料など

「セミの羽化に関係する環境要因~気象条件から探る~」
http://tsukuba-gfest.sakura.ne.jp/gfest/wp-content/uploads/2015/03/SSoral.pdf

気象庁HP

調査
スマホアプリ「ウェザーニュース」
ソラミッションより
第一回:2020年7月16、17日、7901人参加
第二回:2020年7月29、30日、8303人参加