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ハリケーン「ダグラス」ハワイに接近 ホノルルにハリケーン警報

2020/07/26 18:13 ウェザーニュース

日本時間の7月26日(日)15時現在、カテゴリ1のハリケーン「ダグラス」がハワイ諸島に接近中です。

ダグラスは日本時間の明日、現地時間の日曜午後にオアフ島などに最接近する予想で、気象当局はホノルルを含むオアフ島にハリケーン警報を、ハワイ島やマウイ島に熱帯暴風雨警報・ハリケーン注意報を発令し、暴風雨への警戒を呼びかけています。

ハワイへのハリケーン接近は数年に一度程度

ハリケーンの強さとカテゴリ
15時現在のダグラスの中心気圧は982hPa、最大風速は約40m/sです。カテゴリ1はハリケーンの5段階の中では最も低い分類ですが、日本の基準では概ね「強い台風」に相当します。

南国には台風やハリケーンのイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、ハワイに接近するハリケーンの数はあまり多くなく、ハリケーンがホノルルから300km以内に接近するのは概ね数年に一度の頻度です。

月末に「越境台風」となる可能性も否定出来ず

ダグラスはハワイ周辺で勢力を落としてトロピカルストーム(熱帯暴風雨)に変わる見通しで、その後も月末にかけて西北西に進む見通しです。

もし一定の勢力以上を保って西経180度を越えた場合、気象庁の監視領域に入ることで「台風」ダグラスとなります。

現時点のウェザーニュースの予測では、この熱帯低気圧が180度経線を越えるのは7月30日(木)から31日(金)頃で、西経域で勢力を落とすため「台風」と解析される可能性はさほど高くはないと見ています。台風になったとしても日本への影響はない見通しです。

いわゆる「越境台風」は数年に一度あり、もし西経域から進んできた熱帯低気圧が台風となった場合は、2018年の台風17号ヘクター以来で約2年ぶりとなります。
» 関連記事 2019年台風1号、気象庁の監視域外に出てサイクロンに

7月の「台風発生ゼロ」となれば統計史上初

今年は7月になってからまだ台風が1つも発生していないため、もしこのまま1つも台風が発生しなければ1951年以降の統計史上初のことになります。

ダグラスが台風になるか、また別の場所で台風が発生しないか、ウェザーニュースでは監視を継続しています。
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