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4連休は九州など西日本中心に大雨か 線状降水帯のリスクも

2020/07/22 16:03 ウェザーニュース

明日23日(木)からの4連休は梅雨前線の活動が活発になる見込みです。

特に24日(金)~25日(土)は西日本を中心に激しい雨が降り、今月前半に大きな被害が出た九州でも再び大雨になるおそれがあります。

強雨が長時間続くおそれ

梅雨前線が日本海から北陸・東北付近に停滞し、前線の南側となる西日本や東海には暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。

特に24日(金)午後〜25日(土)がピークで、前線に向かう湿った空気と、夏の高気圧の縁を回る湿った空気が合流し、同じところに活発な雨雲が発生し続け、激しい雨が長時間続くおそれがあります。

九州は再び災害級の大雨のおそれ

最も大雨に警戒が必要なのは九州で、ピーク時には1時間に70〜90mmの猛烈な雨が降り、線状降水帯が発生すると1時間に100mmを超える雨が降るリスクもあります。東シナ海側では多い所で総雨量が300~500mmに達する見込みです。

今月前半に大雨により甚大な被害が出た地域で再び大雨のおそれがあり、道路冠水や建物への浸水、土砂災害、河川の増水や氾らんなどに警戒が必要です。

また、九州以外の西日本や岐阜県や長野県など中部地方の内陸部で雨が強まることも考えられます。

低気圧や梅雨前線、夏の高気圧の位置等で雨の降る場所や強さが変わる可能性があるため、常に最新の情報を確認してください。

また、当初の予想より見解が悪化した場合、多い所では大規模冠水や浸水リスクの指標の1つとなる「24時間降水量300mm」を上回る降水量となるおそれがあります。大雨災害への備えが必要です。
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