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エリア毎のゲリラ豪雨傾向

ウェザーニューズ発表 ゲリラ豪雨傾向2020

2020/07/13 14:08 ウェザーニュース

エリア毎のゲリラ豪雨傾向を解説します。

北日本

湿った空気で例年より多い傾向

北日本のゲリラ豪雨の発生回数は、昨年や過去5年平均より増加するところが多い見込みです。西日本や東日本と比べると湿った空気の影響を受けやすく、宮城県の発生回数(120回)は昨年や過去5年平均の2倍以上となる予想です。

8月は湿った空気の影響を受けやすく、ゲリラ豪雨が発生しやすくなります。8月上旬が発生のピークとなるので、お出かけの際には天気の急変に十分ご注意ください。

9月上旬からは台風の影響を受ける可能性があるほか、次第に周期的に変化する秋らしい天気になっていくため、ゲリラ豪雨の発生回数は減少していきます。

東日本

8月上旬〜中旬が発生ピーク

東日本のゲリラ豪雨発生回数は、関東甲信や東海では昨年とほぼ同程度となる見込みですが、北陸では多くなる予想です。過去5年平均比でも、北陸は約1.5倍と、やや多くなりそうです。特に新潟県(100回)では、過去5年平均の2倍以上となる見込みです。東京都(90回)は過去5年平均よりも少ない予想ですが、一回一回のゲリラ豪雨が被害をもたらす恐れがあるため、油断は禁物です。

8月は気温の上昇で大気の状態が不安定となり、ゲリラ豪雨が発生しやすくなります。8月上旬〜中旬が発生のピークとなるので、お出かけの際は天気の急変に十分ご注意ください。

9月上旬からは台風の影響を受ける可能性があるほか、下旬は次第に周期的に変化する秋らしい天気になっていくため、ゲリラ豪雨の発生回数は減少していきます。

西日本

8月上旬〜中旬が発生ピーク

西日本のゲリラ豪雨の発生回数は、昨年よりやや多く、過去5年平均と比べると少ない予想です。福岡で80回、大阪で90回など、発生回数が100近くになるところもある見込みです。

8月は気温の上昇で大気の状態が不安定となり、ゲリラ豪雨が発生しやすくなります。8月上旬〜中旬が発生のピークとなるので、お出かけの際は天気の急変に十分ご注意ください。
九州では7月上旬に大雨に見舞われました。被害のあったところでは被害の拡大に十分注意し、最新の雨見解と自治体情報を随時ご確認ください。

9月上旬からは台風の影響を受ける可能性があるほか、下旬は次第に周期的に変化する秋らしい天気になっていくため、ゲリラ豪雨の発生回数は減少していきます。
※本傾向は、ウェザーニューズの長期予報と類似年の過去データを元に、統計的に算出したものです。
※発生回数は7月1日~9月30日の期間で算出しています。
※過去5年とは、2015~2019年です。