国内:茨城県南部で最大震度4 早朝に緊急地震速報
9日(木)6時05分頃、茨城県南部を震源とするマグニチュード4.7の地震が発生しました。震源の深さは約45kmで、茨城県古河市や坂東市、栃木県栃木市や佐野市、群馬県板倉町、埼玉県久喜市など、4県で最大震度の4を観測。関東の広い範囲で震度3以上の揺れを感じています。
茨城県南部の深さ50km前後は、潜り込むフィリピン海プレートと太平洋プレートが関係し、地震の多い関東の中でも「地震の巣」といえるほどの多発エリアです。震度3以上の地震に限定しても今年に入り今回が6回目になります、ただ、マグニチュード6を超えるような地震は少なく、1985年まで遡ります。大きな被害をもたらす地震の発生はあまりないと考えて良さそうです。
茨城県南部の深さ50km前後は、潜り込むフィリピン海プレートと太平洋プレートが関係し、地震の多い関東の中でも「地震の巣」といえるほどの多発エリアです。震度3以上の地震に限定しても今年に入り今回が6回目になります、ただ、マグニチュード6を超えるような地震は少なく、1985年まで遡ります。大きな被害をもたらす地震の発生はあまりないと考えて良さそうです。
緊急地震速報は間に合わず
この地震では埼玉県南部で震度5弱程度の揺れが予想されたことから、緊急地震速報が発表されました。ただ、緊急地震速報の発表が、地震波の検知から11秒ほど経過していたため、震央に近い所では、速報よりも前に揺れた所が多くなっています。
緊急地震速報の特性上、直下型の地震の場合は揺れが最も大きくなる震央に近い所ほど、速報が間に合いません。逆に海溝型の巨大地震では、ある程度の時間猶予を持つことができます。こうした情報の特性を正しく知った上でうまく活用するようにしましょう。
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緊急地震速報の特性上、直下型の地震の場合は揺れが最も大きくなる震央に近い所ほど、速報が間に合いません。逆に海溝型の巨大地震では、ある程度の時間猶予を持つことができます。こうした情報の特性を正しく知った上でうまく活用するようにしましょう。
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世界:マグニチュード6以上の地震発生はなし
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。
最も大きなものは、7日(火)にインドネシアのジャワ海で発生したマグニチュード6.6の地震です。震源が約529kmと非常に深い、いわゆる深発地震です。地震の規模はやや大きかったものの、地表まではほとんど揺れが伝わらず、津波も発生していません。
オーストラリアプレートがユーラシアプレートに潜り込んでいるエリアで、ジャワ海での深発地震はプレート境界と沿うような形で発生しています。この領域での深い地震はマグニチュード6クラスまでが大半で、それ以上の規模の地震になると、最近では2007年にマグニチュード7.5、深さ280kmの地震が起きたくらいで、多くはありません。
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参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。