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九州は雨が激しく球磨川の水位上昇 東北も大雨に警戒

2020/07/11 11:37 ウェザーニュース

梅雨前線や低気圧の影響で、昨夜から西日本などで雨が強まっていましたが、11日(土)昼になり、激しい雨のエリアは少なくなっています。それでも九州は熊本県を中心に活発な雨雲が広がり、球磨川に氾濫危険情報が発表されました。

広い範囲で土砂災害の危険度が高い

11時の段階で発達した雨雲は、熊本県を中心とした九州、岐阜県や長野県など中部地方、そして東北北部に広がっています。11時までの1時間雨量は、熊本県上天草町・松島で24.0mm、長野県松本市・上高地で17.5mm、岩手県滝沢市で17.0mmを観測しました。

土砂災害の危険度は九州から東海に加え、東北北部でも「警戒」レベル以上になり、11時現在、熊本県や岐阜県、秋田県など7つの県に土砂災害警戒情報が発表されています。

また、氾濫による大きな被害が出ている球磨川の水位が上昇し、氾濫危険情報が発表中です。
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夕方から夜にかけても断続的に激しい雨

夕方以降は梅雨前線付近で雨雲が発達しやすく、九州から四国、紀伊半島南部では局地的に1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降る見込みです。また、低気圧が近づく東北北部も雨が強く、1時間に30~50mmに達する所があります。

九州では新たな災害の発生に厳重な警戒が必要です。東北でも土砂災害や河川増水のおそれがありますので、最新の情報を確認の上、警戒をしてください。
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九州、明日12日(日)は雨が小康状態

明日12日(日)は梅雨前線の活動が弱まるため、九州など西日本の雨は幾分、落ち着きます。週明けの13日(月)~14日(火)に次の強い雨の可能性がありますので、雨が落ち着いたタイミングで、備えをしっかりと行うようにしてください。

7月下旬には夏の高気圧が勢力を強め、梅雨明けとなる兆しが出てきました。「令和2年7月豪雨」に出口が見えつつあります。もうしばらくの辛抱です。
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