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関東で乳房雲が出現 強雨をもたらした雲の一部

2020/07/08 13:44 ウェザーニュース

梅雨前線や低気圧の影響で激しい風雨となった関東各地で、乳房雲が現れました。雹や突風などの前兆になることがある、要注意のサインです。

東京など各地に出現

関東は午前中に激しい雨の降った所が多く、1時間の最大雨量は群馬県前橋市で30.5mm、栃木県塩谷町で42.5mm、神奈川県相模原市・相模湖で21.5mmを観測。東京や千葉など南部でも短時間に風雨が強まりました。

雨や風が落ち着いた後、空に現れた怪しい雲の正体は乳房雲です。大気の状態が非常に不安定な時に現れることがあります。

乳房雲とは?

乳房雲の仕組み
雲の中の強い下降気流と、雲の下の上昇気流がぶつかる事により、渦を巻くような流れ(=乱流)が発生。この流れが、乳房のような特徴的な雲の形を作り出します。

今回は午前中に激しい風雨をもたらした積乱雲の後ろ側に見られたものです。晴れた空から乳房雲が現れた場合は、雹や突風などの前兆となることがあるため、要注意のサインです。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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