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激しい雨は近畿から東海に 岐阜県、長野県に大雨特別警報

2020/07/08 07:13 ウェザーニュース

8日(水)朝は梅雨前線の南下と低気圧の東進により、激しい雨のエリアは近畿や九州南部、東海へと移ってきました。これまでの雨量が多く、特に土砂災害の危険性が高くなっている、岐阜県と長野県には8日(水)朝に大雨特別警報が発表されました。
>>現在発表されている特別警報や警報など

24時間で400mm近い大雨に

活発な雨雲は近畿や九州南部を通過中で6時までの1時間に、すでに一度大雨の被害が出ている鹿児島県鹿屋市で51.0mm、滋賀県長浜で40.5mmの雨を観測しています。大阪や神戸からは活発な雨雲が離れました。

岐阜県の内陸部は昨夜からの雨量が多く、下呂市・萩原では24時間の雨量が400mm近くに達しています。
>>最新の雨雲レーダー

土砂災害の危険度は非常に高い

土砂災害危険度 8日(水)6時10分現在
すでに雨の峠を越えた九州北部をはじめ、九州全域から近畿、東海にかけての広い範囲で、これまでおよび現在の雨によって、土砂災害の危険度が高く、「非常に危険」以上のランクのエリアが多く見られます。

6時30分現在、九州各地や大阪府、愛知県を含む18の府県に土砂災害警戒情報が発表されており、警戒が必要です。
>>現在の土砂災害危険度を確認

このあとは東海で特に警戒が必要

雨の予想 8日(水)9時
雨雲はこのあとも東に進み、東海、甲信を中心に激しい雨の降るおそれがあります。特に静岡県や岐阜県、長野県の山沿いではこれまでに降った雨の量が多く、すでに土砂災害や河川の氾濫の危険性が高い状況です。厳重な警戒を続けてください。

また、雨が落ち着いた九州北部も昨夜は大分川や筑後川上中流部で氾濫が発生しており、まだ油断ができません。

各地とも急な斜面や増水した川に近づくことはせず、安全を確保してお過ごしください。
>>GPS検索 ピンポイント予報