夏は赤い食べ物が効く!?
「東洋医学では、春は青、夏は赤、秋は白、冬は黒というように、季節に色があり、その季節の色の食べ物を摂ると薬膳効果が得られて快適に過ごすことができるとされます。夏の色は『赤』なので、赤い食べ物を摂るとよいのです」(瀬戸先生)
赤い食べ物というとスイカ、パプリカ、唐辛子などがありますが、初夏から残暑まで青果売り場の店頭を飾るトマトの薬膳効果に注目します。
「トマトの原産地は南米ペルーのアンデス高地ですが、ヨーロッパに渡ると太陽の恵みを受けて地中海周辺で盛んに栽培されるようになりました。薬膳効果としては、水分を補いノドの渇きを収める作用(生津=せいしん・止渇=しかつ)や、体の余分な熱を取り除き、暑気あたりを解消する作用(清熱=せいねつ・解暑=げしょ)などがあり、熱中症を予防する効果がある食材です。
そのため、外出先などで汗をかいてノドの渇きが癒(い)えないとき、熱中症になりかねないときは、応急処置として経口補水液やスポーツドリンクのほかに、薬膳的にはトマトジュースが推奨されます」(瀬戸先生)
赤い食べ物というとスイカ、パプリカ、唐辛子などがありますが、初夏から残暑まで青果売り場の店頭を飾るトマトの薬膳効果に注目します。
「トマトの原産地は南米ペルーのアンデス高地ですが、ヨーロッパに渡ると太陽の恵みを受けて地中海周辺で盛んに栽培されるようになりました。薬膳効果としては、水分を補いノドの渇きを収める作用(生津=せいしん・止渇=しかつ)や、体の余分な熱を取り除き、暑気あたりを解消する作用(清熱=せいねつ・解暑=げしょ)などがあり、熱中症を予防する効果がある食材です。
そのため、外出先などで汗をかいてノドの渇きが癒(い)えないとき、熱中症になりかねないときは、応急処置として経口補水液やスポーツドリンクのほかに、薬膳的にはトマトジュースが推奨されます」(瀬戸先生)
食欲を促す薬膳効果も
熱中症以外にもトマトには薬膳効果があります。
「のぼせた状態を解消する(平肝=へいかん)という薬膳効果があるので、暑くて頭がボーッとしてたり、仕事に集中して頭が熱くなったときにトマトを摂取すると、スッキリ回復します。また食欲を高めてくれる作用(消食=しょうしょく)もあるので、夏バテで食欲がないときは、トマトスープにしたり、肉や魚にトマトソースを使うと食べやすくなります」(瀬戸先生)
ただし、トマトは体を冷やす力が強いので、冷え性の人は温かいソースやスープなど加熱した状態で摂ってください。
今年は外出自粛や在宅勤務などで例年以上に体温調整が難しく夏バテが心配されます。夏は赤い食べ物の代表格、トマトを美味しくいただいて夏バテを予防してはどうでしょうか。
>>ウェザーニュース記事一覧
「のぼせた状態を解消する(平肝=へいかん)という薬膳効果があるので、暑くて頭がボーッとしてたり、仕事に集中して頭が熱くなったときにトマトを摂取すると、スッキリ回復します。また食欲を高めてくれる作用(消食=しょうしょく)もあるので、夏バテで食欲がないときは、トマトスープにしたり、肉や魚にトマトソースを使うと食べやすくなります」(瀬戸先生)
ただし、トマトは体を冷やす力が強いので、冷え性の人は温かいソースやスープなど加熱した状態で摂ってください。
今年は外出自粛や在宅勤務などで例年以上に体温調整が難しく夏バテが心配されます。夏は赤い食べ物の代表格、トマトを美味しくいただいて夏バテを予防してはどうでしょうか。
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参考資料など
取材/源保堂鍼灸院(東京都渋谷区) 瀬戸佳子先生