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【天気痛調査2020】天気痛持ちは全体の6割?天気痛女子は約8割にも

2020/07/18 10:59 ウェザーニュース

梅雨や台風の時期の体調不良に毎年悩まされる天気痛。

ロート製薬株式会社と株式会社ウェザーニューズは共同で、推定1,000万人とされる天気痛に関する実態を調査するためのアンケートを実施し、その10項目の結果について発表します。今回の調査結果につきましては今後の天気痛予報に活用されてさせて頂く予定です。
(調査期間:2020年6月15日~21日、全体の回答者数:16,482人)

■■ 天気痛調査2020のポイント ■■

1)日本人の約6割が天気痛の自覚症状あり?天気痛女子は約8割にも

2)天気痛症状の第1位は頭痛

3)天気痛発症は平均週2日、約3割は週に3日以上も

4)予防策第1位は「天気予報をチェック」で約半数が実践、

5)対応策第1位は「薬を飲む」が約6割

6)症状緩和のための1月当たりの費用は全国平均1,814円

7)天気痛により5人に1人は生活に支障あり

8)2人に1人は雨の日に発症する傾向、女性は曇りの日も注意

9)気象要素では「気圧」変化を気にしている方が圧倒的

10)台風接近時は天気痛持ちの9割が発症、予備軍は約1割

1.天気痛女子は約8割!

はじめに「あなたは天気痛(気象病、天気頭痛など)を持っていますか?」と質問し、「はい」「持っている気がする」「いいえ」から選択していただきました。

全国の回答者からの集計した結果、「はい」 または「持っている気がする」と回答した方が全体の約6割となり、天気痛の症状の自覚を持っていることがわかりました。

性別で見てみると、男性をはるかに上回る女性の約8割の方が天気痛に悩んでいるという結果となり、性別による違いが現れました。
都道府県別ごとに見てみると、天気痛持ちが高い順に島根県、奈良県、宮城県となり、天気痛持ちが少ないのは、山形県、北海道、香川県という結果となりました。

天気痛持ちが平均より多い割合の県(60%以上)を見てみると、関東甲信含め、太平洋側に多い傾向が見られました。

2.天気痛で一番の痛み・症状は頭痛 

※この先2~9の質問は天気痛を持っている方を対象に行っています。

「天気痛で一番の痛み・症状はどれですか?」と質問し、 「眠気」「頭痛」「吐き気」「腰痛」「肩こり・首こり」「関節痛」「めまい」「むくみ」「だるい」「その他」から選択して頂きました。

一番の悩みとして、天気痛症状をもつ方の2人に1人が「頭痛」と回答しています。

その次に、「肩こり・首こり」と「関節痛」がそれぞれ1割を超えて、「腰痛」や「だるい」の回答が続いて多くなっています。

男性の症状、腰痛は女性の4倍

性別で比較してみると、天気痛持ちの女性の約6割が「頭痛」の症状があることが分かります。一方、男性についても「頭痛」という回答が多かったものの、「関節痛」や「腰痛」の割合が女性に比べて多くなっています。特に「腰痛」は女性の3~4倍となる結果となり、性別による天気痛での痛みの違いが現れました。

また、年代別では女性や男性ともに「頭痛」の症状が多いですが、年齢を重ねるほど「肩こり・首こり」や「関節痛」などの症状の割合が増える傾向が見られました。
特に60代男性では、「腰痛」が「頭痛」を上回り、性別だけでなく年齢によっても天気痛で痛みを感じる症状が違うという結果がわかりました。

3.天気痛は週に2日発症

天気痛の症状の頻度について把握するため「大体、週に何日くらい天気痛の痛み・症状がありますか?」と質問し、週に「1日」~「毎日」の中から選択していただきました。

回答を集計した結果、天気痛の発症は週に2.2日となりました。また、3割の方が3日以上も天気痛の症状に悩まされていることが分かりました。

» 天気痛アラームとメモを活用してみよう