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筑後川上中流部で氾濫が発生 大分県日田市周辺では浸水に警戒

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2020/07/07 09:17 ウェザーニュース

今日7日(火)朝から続いている激しい雨によって、九州北部を流れる筑後川が氾濫しました。

筑後川は、大分県の山沿いから日田市付近を流れ、福岡県久留米市を通り、佐賀県と福岡県の県境付近で有明海に注ぐ川です。

下流部でも水位の急増に警戒

筑後川河川事務所と福岡管区気象台が8時35分に発表した情報によると、大分県日田市付近で氾濫による浸水が想定されるということです。

筑後川の上流部と上中流部では、5日(日)16時からの総雨量が400mm近くに達しており、今朝には日田市周辺では1時間に約110mmの猛烈な雨が解析され、記録的短時間大雨情報が発表されました。

これらの大雨により川に大量の水が流れ込んで、氾濫したと見られます。

流域では今日7日(火)も断続的に激しい雨が降る見込みで、さらなる氾濫や周囲の浸水の拡大につながるおそれがあります。避難をする場合はできるだけ早めに行ってください。すでに周辺が浸水などにより外に出るのが危険な場合は、できるだけ建物の高い階へ、最悪の場合は屋根の上で救助を待つようにしください。

また、今回氾濫が発生した筑後川の下流にあたる福岡県久留米市などでは、急に河川が増水する危険性があるので、警戒が必要です。
>>現在の河川水位を確認

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