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梅雨前線北上で九州など激しい雨 広範囲で土砂災害に厳重警戒

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2020/07/06 06:51 ウェザーニュース

今日6日(月)は梅雨前線の北上に伴い、九州をはじめとした広い範囲で激しい雨となっています。
特に九州の鹿児島県などで豪雨となり、鹿児島県の万之瀬川や熊本県の水俣川など、氾濫危険水位を超えている河川もあります。河川の氾濫や土砂災害に厳重な警戒が必要です。
» 雨雲レーダー

土砂災害警戒情報を発表中

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土砂災害の危険度分布
梅雨前線に伴う活発な雨雲が九州から四国、東海にかけて広がり、局地的に激しい雨を降らせています。
6時までの1時間の雨量は、鹿児島県鹿屋市で84mm、曽於市で47mmを観測。24時間の雨量は鹿児島県さつま町の紫尾山(シビサン)では350mmに達し、他多い所で200mmを超えています。
先日の大雨から間を開けずに激しい雨が降り、土砂災害の危険度が非常に高くなっています。6時25分現在、熊本県や鹿児島県、宮崎県などに土砂災害警戒情報が発表されています。

午後にかけて大雨のエリアが拡大

梅雨前線が北上するため、午後にかけては激しい雨の範囲が九州北部や中国地方にも拡大していく見込みです。局地的には1時間に50mmを超えるような激しい雨が降るおそれがあります。

少なくとも8日(水)までは大雨が継続

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梅雨前線はその後も停滞するため、少なくとも8日(水)までは西日本から東海の広い範囲で大雨の続くおそれがあります。8日(水)夕方までの予想降水量は、九州や四国、紀伊半島の広い範囲で150~300mmに達し、多い所で500mmを超えるような大雨になる見込みです。
線状降水帯が形成されるなど、狭い範囲に雨雲が集中した場合は、さらに雨量が多くなることも考えられます。大規模な土砂災害や河川の氾濫による浸水などのおそれがありますので、最新の情報を確認し、安全を確保するようにしてください。
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