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【警報に切り替え】熊本・鹿児島 引き続き氾濫等に警戒 (大雨特別警報解除)

2020/07/04 12:15 ウェザーニュース

熊本県、鹿児島県に発表されていた大雨特別警報は、7月4日(土)11時50分に全て警報に切り替えられました。

ただ、大雨のピークが過ぎた後も、今後数時間以上は河川の水位が高い状況が続き、氾濫による浸水等の影響が拡大するおそれがあります。

また、これまでに降った雨で地盤が緩んだ場所では土砂災害の発生するおそれがあります。警報に切り替えられたからと油断をせず、引き続き身の安全を最優先にして行動してください。
» 気象警報・注意報等の発表状況

水俣では半日で1か月分超の雨観測

数時間にわたり熊本県や鹿児島県にかかっていた活発な雨雲は、東の海上へ抜けたことに伴い、移動したことで大雨のピークを越えました。

今日の大雨は数時間にわたり同じ場所で激しい雨が降り続けたことが特徴で、熊本県の水俣では12時間に415.0 mmの雨が降りました。水俣の7月の降水量の平年値は403.6 mmですので、僅か半日たらずで1か月分の雨が降ったことになります。

洪水や土砂災害に引き続き警戒

警報等の発表状況
大雨のピークが過ぎたあとも、河川の水位は数時間から数日程度は高い状況が続くことが予想されます。雨のピークを越えてから新たな氾濫が発生することもあります。

増水した河川や浸水している場所には決して近づかないでください。

また、これまでに降った大雨により地盤が緩んで、土砂災害の発生する危険性が非常に高くなっています。

熊本県や鹿児島県では、特別警報が解除されたものの、土砂災害警戒情報【警戒レベル4(避難)相当】が一部の地域に発表されています。

崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は油断をせず、引き続き身の安全を最優先にして行動してください。
» 現在の土砂災害危険度を確認