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九州は記録的大雨で特別警報発表中 四国も土砂災害に警戒

2020/07/04 09:33 ウェザーニュース

梅雨前線の活発な活動に伴い、九州は危険な状況が続いています。
九州は昨夜から断続的に猛烈な雨が降り、記録的な大雨になっている所があります。熊本県水俣市は9時までの総雨量が512.5mmに達しました。そのうち7月1か月分に当たる412.0mmが12時間の間に集中して降り、球磨川の氾濫や土砂災害危険度の極めて高い状況をもたらしています。

8時30分までの1時間に人吉市付近、球磨村付近、あさぎり町付近で約110mmの雨が解析され、昨夜からの大雨では6回目となる記録的短時間大雨情報が発表されました。9時現在も熊本県と鹿児島県には大雨特別警報が発表中です。
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土砂災害警戒情報は西日本、東日本の8県に

活発な雨雲は九州だけでなく四国にも広がり、雨が激しくなっています。9時までの1時間の雨量は宮崎県えびの市・加久藤で72.0mm、高知県高知市で36.0mmを観測しました。

9時の段階で土砂災害警報が発表中の県は、熊本県、宮崎県、鹿児島県、愛媛県、高知県、徳島県、長野県、静岡県の8県に及んでいます。

午後になると活発な雨雲は南に離れ、西日本、東日本の大雨の峠は越える見込みです。雨の峠を越えてもしばらくは、土砂災害が発生しやすく、川の周辺は危険な状況が続きます。こうした所には決して近づかないでください。
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