気になる自転車のサビ
特に沖縄(88%)、九州南部(85%)では5人のうち4人以上が「気になる」と回答しており、雨の多い地域で割合が高くなる傾向があるようです。
サビを放置すると、見た目が劣化するだけでなく、スピードが出しにくくなったり、ブレーキの効きが悪くなるなど、自転車の機能にも影響が出てくると言います。
雨が降りやすいこの時期に気になる、サビの落とし方と防止法を教えていただきました。
サビを放置すると、見た目が劣化するだけでなく、スピードが出しにくくなったり、ブレーキの効きが悪くなるなど、自転車の機能にも影響が出てくると言います。
雨が降りやすいこの時期に気になる、サビの落とし方と防止法を教えていただきました。
サビ落としには、クエン酸!
自転車メーカーCocciPedale(コッチペダーレ、神奈川県秦野市)代表の勝俣俊二さんによると、自転車のサビは家庭でも落とせるといいます。クエン酸、ティッシュや布(ぞうきん)、オイルもしくは水性塗料(クリアタイプ)を使用して、次の方法でサビを落とします。
「クエン酸を霧吹きなどでスプレーし、しばらくしてからふき取るのが簡単です。頑固なサビは1時間ほど放置します。落としきれない場合は、1〜2を繰り返します」(勝俣さん)
とてもシンプルですが、サビが落ちていきます。
「クエン酸は食品にも使われるくらい、扱いやすいものです。工場では、ひどくサビていたり、細かいミゾのあるネジなどは外して、1晩漬けて落とすこともあります。
大切なのは、サビ取りをした後にしっかりふき取ること。金属部にクエン酸や水気が残ってしまうと、新たなサビの原因となってしまいます」(勝俣さん)
とてもシンプルですが、サビが落ちていきます。
「クエン酸は食品にも使われるくらい、扱いやすいものです。工場では、ひどくサビていたり、細かいミゾのあるネジなどは外して、1晩漬けて落とすこともあります。
大切なのは、サビ取りをした後にしっかりふき取ること。金属部にクエン酸や水気が残ってしまうと、新たなサビの原因となってしまいます」(勝俣さん)
落としたあとを守る
サビを落としたその後も大切です。
「必ずオイルか塗料で金属の上に膜を作って、サビを防止しましょう。水性塗料は、スプレーでも塗るタイプでも使いやすいものでかまいません。ホームセンターなどで手に入れられます」(勝俣さん)
オイルには、少し注意が必要です。
「タイヤや、ブレーキに使われるリムには、つかないようにします。また、塗装部にオイルをつけるとホコリなどを吸着して、服が汚れるもととなります。塗装のキズのさびを落としたあとは、塗料をつけましょう。
オイルは一般的な潤滑油でもよいのですが、できれば用途に合わせたものを。チェーンにはトロミのあるチェーンオイル、金属部に塗るならもう少しかためのグリースタイプが適していて、お手入れの効果も持続します」(勝俣さん)
ちなみに、自転車のフレームは鉄以外にアルミ製もあり、白い粉のようなサビが出ます。腐食しないので、表面をふき取る程度でよいそうです。
「必ずオイルか塗料で金属の上に膜を作って、サビを防止しましょう。水性塗料は、スプレーでも塗るタイプでも使いやすいものでかまいません。ホームセンターなどで手に入れられます」(勝俣さん)
オイルには、少し注意が必要です。
「タイヤや、ブレーキに使われるリムには、つかないようにします。また、塗装部にオイルをつけるとホコリなどを吸着して、服が汚れるもととなります。塗装のキズのさびを落としたあとは、塗料をつけましょう。
オイルは一般的な潤滑油でもよいのですが、できれば用途に合わせたものを。チェーンにはトロミのあるチェーンオイル、金属部に塗るならもう少しかためのグリースタイプが適していて、お手入れの効果も持続します」(勝俣さん)
ちなみに、自転車のフレームは鉄以外にアルミ製もあり、白い粉のようなサビが出ます。腐食しないので、表面をふき取る程度でよいそうです。
梅雨明けの自転車は
久しぶりに自転車に乗る場合は、準備が必要かもしれません。
「屋外や雨が吹き込む場所で保管していたら、要注意です。スキマからフレーム内に水が入ると、中から腐食してしまいます。外せるパーツは外し、乾燥させましょう。チェーンなど駆動部にサビが出ていたら、乗る前に取ります。
自転車はほぼ全てのパーツが金属なので、水分は天敵。保管は屋内か、カバーをかけることを心がけましょう。特に、多くが鉄製のチェーンは腐食しやすく汚れやすい。自転車の動きも重くなるので、お手入れはまずチェーンから行います。
ただ、自転車の不具合はサビだけではありません。キシミなど違和感があったら、無理せずプロに相談してください」(勝俣さん)
日頃からお手入れして、快適な自転車ライフを送りたいものですね。
「屋外や雨が吹き込む場所で保管していたら、要注意です。スキマからフレーム内に水が入ると、中から腐食してしまいます。外せるパーツは外し、乾燥させましょう。チェーンなど駆動部にサビが出ていたら、乗る前に取ります。
自転車はほぼ全てのパーツが金属なので、水分は天敵。保管は屋内か、カバーをかけることを心がけましょう。特に、多くが鉄製のチェーンは腐食しやすく汚れやすい。自転車の動きも重くなるので、お手入れはまずチェーンから行います。
ただ、自転車の不具合はサビだけではありません。キシミなど違和感があったら、無理せずプロに相談してください」(勝俣さん)
日頃からお手入れして、快適な自転車ライフを送りたいものですね。