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デパートでは雨が降り出すと決まった音楽が流れていた! 各店の特徴は?

2020/06/25 14:37 ウェザーニュース

雨が降り始めると、デパートが特定のメロディーを流すことを知っていますか。デパート別の特徴に注意してみると、雨の日の買い物が楽しくなるかもしれません。

雨が降りだすと流れる音楽とは?

降り出した雨を避けようとデパートに入ると、雨にぴったりの音楽を耳にしたことはないでしょうか。実は、多くのデパートでは、雨の降り始めに特定の音楽を流しています。

これは、窓のない館内で働いているので雨降りに気づかない従業員への合図。雨天時に紙袋(ショッパー)に雨よけのビニールをかけたり、お客様へのお声かけなど、サービスを充実させるためのものだといいます。

各店、さまざまな楽曲を使用していますが、多いのが「雨にぬれても」と「雨に唄えば」の2曲です。

▼「雨にぬれても」(Raindrops Keep Fallin' on My Head)


米映画の『明日に向って撃て!』で使われたことでも知られる名曲です。

・大丸東京店
・松坂屋上野店
・小田急百貨店
・京王百貨店新宿店・聖蹟桜ヶ丘店
・阪急うめだ本店
・阪神梅田本店
・あべのハルカス近鉄本店

▼「雨に唄えば」(Singin' in the Rain)


同名のミュージカル映画の主題歌で、メロディーを聴くと雨の中でのタップダンスシーンを思い起こす人も多いのではないでしょうか。

・大丸神戸店
・松坂屋名古屋店
・そごう
・西武

ほかに、次のような曲を流しているデパートもありました。

▼「雨音はショパンの調べ」(I Like Chopin)


・東急百貨店本店・吉祥寺店・たまプラーザ店

▼「ペニー・レイン」(Penny Lane)


・東武百貨店池袋本店

▼「悲しき雨音」(Rhythm of the Rain)


・大丸京都店

また、東武百貨店船橋店のようにオリジナルミュージックを流すところもあります。

雨がやんだときに流れることも

デパートによっては、雨がやんだときにも音楽を流すことがあります。ただこちらは、雨がまた降り出す可能性などもあることから、必ず流すわけではないようです。

▼「虹の彼方に」(Over the Rainbow)


ミュージカル映画『オズの魔法使』で使われた、雨上がりにふさわしい1曲です。
・大丸東京店
・松坂屋上野店
・東武百貨店池袋本店・船橋店
・阪急うめだ本店
・あべのハルカス近鉄本店

▼「サンシティ」


・東急百貨店本店・吉祥寺店・たまプラーザ店

▼「Here comes the sun」


・小田急百貨店

▼「ドレミのうた」(Do-Re-Mi)


・阪神梅田本店

以上のような曲を流しているそうです。

知っていると雨予報のときにちょっと出かけたくなってきますね。梅雨はまだ続きますが、天気予報をチェックしつつ雨を楽しみたいものです。
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