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長崎県五島列島で50年に一度の記録的な大雨 土砂災害に警戒

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2020/06/25 05:20 ウェザーニュース

低気圧や梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、今日25日(木)早朝から長崎県の五島列島では猛烈な雨が続いています。

長崎地方気象台は、新上五島町や五島市では50年に一度の記録的な大雨になっているとして、警戒を呼びかけています。

また、4時30分までの1時間に長崎県五島市付近では約110mmの猛烈な雨が解析され、記録的短時間大雨情報も発表されました。

道路冠水や河川の増水、土砂災害などの危険性が高まっています。
>>最新の雨雲レーダー

長崎県や佐賀県では非常に激しい雨のおそれ

発達した雨雲は、朝のうちは同じような場所に停滞する可能性があり、五島列島や長崎県北部、佐賀県北部を中心に、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨や雷雨が続くおそれがあります。

道路冠水や低地の浸水、土砂災害、河川の増水など警戒してください。また、突風が発生するおそれもあります。

「50年に一度の記録的な大雨」とは

過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとに、全国を5km四方に区切った地域ごとに、50年に一度程度しか発生しないような大雨が観測・解析されたときに、気象庁が発表する情報です。

その発表基準は、過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとにして、全国を5km四方に区切った地域ごとに、算出されています。

この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながる猛烈な雨が降っていることを意味しています。危険な状況が迫っているおそれがあるので、地元の自治体が発表する避難情報などを確認して、早めの避難を心がけてください。

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