過去5年平均比で空気はキレイに
グラフが示しているのは過去5年の日本全国の平均値の推移で、値が高いほど空気がキレイであることを表しています。
空気のキレイ度は地上付近のオゾンの量に依存していて、例年の北半球では4〜5月に年間でもっともキレイ度が悪化し、6月から回復する傾向が見られます。
2020年も同じ傾向は出ているものの、過去5年と比べると3〜5月の空気はキレイだったことが分かりました。
今回は、5月の空気のキレイ度を過去5年間平均と比較してみました。
空気のキレイ度は地上付近のオゾンの量に依存していて、例年の北半球では4〜5月に年間でもっともキレイ度が悪化し、6月から回復する傾向が見られます。
2020年も同じ傾向は出ているものの、過去5年と比べると3〜5月の空気はキレイだったことが分かりました。
今回は、5月の空気のキレイ度を過去5年間平均と比較してみました。
5月は経済活動の縮小が影響か
2019年5月と2020年5月の空気のキレイ度(CII)を地図上の色分けで比べてみると、都市部を中心に2020年の指数が高くなっているのが一目瞭然です。全国平均としても、今年は昨年に比べて0.05ポイント上昇してきれいになっていることがわかります。
空気がキレイになった最も大きな要因としては、4〜5月は人や車の移動の自粛など経済活動が制限されている状態が続いたことが考えられます。
その中でも5月は、人々の移動が増えるゴールデンウィークも外出自粛が続いたことで、過去5年平均との差がやや大きくなったことが考えられます。
空気がキレイになった最も大きな要因としては、4〜5月は人や車の移動の自粛など経済活動が制限されている状態が続いたことが考えられます。
その中でも5月は、人々の移動が増えるゴールデンウィークも外出自粛が続いたことで、過去5年平均との差がやや大きくなったことが考えられます。
6月の空気は昨年と同水準に
ただ、6月の空気のキレイ度は、過去5年と同じ程度となっていることが分かりました。
黄砂飛来など空気中のキレイ度が明らかに悪化する自然現象などは認められていないことから、日本国内の経済活動が徐々に平常時に戻りつつある中で、空気中の大気汚染物質が増えてきていることが考察されます。
黄砂飛来など空気中のキレイ度が明らかに悪化する自然現象などは認められていないことから、日本国内の経済活動が徐々に平常時に戻りつつある中で、空気中の大気汚染物質が増えてきていることが考察されます。
ウェザーニュースは、今後も黄砂や空気のキレイ度(CII)の観測など、大気環境の監視にも注力し、継続的に情報提供してまいります。
» 4月の空気、キレイ度が低下中 要因のひとつに黄砂
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参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
朝ごはん食べ歩きさん
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