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東京の夏至は晴れない 丸一日晴れたのは過去10年に一度

2020/06/21 14:09 ウェザーニュース

今日21日(日)は夏至、一年で一番昼の時間が長いのですが、東京は朝から曇りのところが多くなっています。

過去10年で晴れたのは2011年のみ

東京に長年お住まいの場合、「そういえば、夏至っていつも曇ってる気がする」と思っている方も多いのではないでしょうか。
夏至の日に朝から晩まで晴れたとすると、日照時間は12〜13時間ほど観測されます。しかし、東京の過去10年の夏至の日照時間を見ると、2011年を除く年で、MAXの3分の1以下の観測となっています。

【過去10年】夏至の日の日照時間(東京)
2019年6月22日 0.5時間
2018年6月21日 0時間
2017年6月21日 0時間
2016年6月21日 2.5時間
2015年6月22日 2.1時間
2014年6月21日 4時間
2013年6月21日 0時間
2012年6月21日 0.2時間
2011年6月22日 12.4時間
2010年6月21日 4.0時間

丸一日晴れてせっかくの長い昼を実感できたのは、わずか2011年のみでした。
なぜ、こんなに東京は晴れないのでしょうか。

過去10年、ほぼ南岸に梅雨前線

21日(日)9時の実況天気図
そもそも夏至は梅雨シーズン真っ只中なので、梅雨前線が本州の南岸に停滞する傾向があります。過去10年の気圧配置を見ると、ほぼ本州南岸に停滞しており、丸一日晴れた2011年だけは前線が日本海まで北上していました。

今年は前線が南下傾向で晴れるチャンスがありましたが、風のぶつかり合いが要因で曇りの予報となりました。
10年ぶりの晴れの夏至、まで惜しい所だったと言えます。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
地域キャップさん