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何時間も浮遊する「謎の白い物体」
その正体は…現時点で不明 宮城

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2020/06/17 15:14 ウェザーニュース

今日17日(水)の明け方から、宮城県や福島県の周辺では「ずっと空に浮かんだままの風船のような白い物体」が目撃されています。

ウェザーニュースにも約50件の目撃報告が寄せられていて、「西風に乗って少しずつ東に移動している」「雲に隠れたようなので、雲よりも高い所にあるようだ」との情報もあります。

また、昨日の夕方には岩手県内でもこれと似た物体が目撃されていて、半日以上も東北地方上空を浮遊している可能性があります。
» 写真 寄せられた目撃情報まとめ

気象庁の気象観測気球ではない模様

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GPSゾンデ放球時の様子(気象庁HPより)
目撃された白い物体は、気象庁が大気観測に用いるラジオゾンデを取り付けた気象観測用気球にも似ていますが、通常の気象観測用気球の飛揚時間は1時間半程度で、この物体のように何時間も空中に留まることはありません。

熱気球などの飛行時に発行される航空機向けの障害物情報も出ておらず、その正体はウェザーニュースも把握出来ていません。いったい何者なのでしょう…。

また、この物体の浮遊している高度がわからないため大きさも不明ですが、旅客機の飛ぶような高度では強い西風が吹いているため、半日も本州上空に留まっていることも少し不思議に思われます。

(追記)巡航している旅客機からも上方向に見えたとの目撃情報があるため、成層圏を浮遊している可能性も考えられます。もしそうだとすると、かなり大型の物体と考えられるものの、広範囲から見られたことは納得ができます。また成層圏であれば風が弱いため、大きく東に流されることもなさそうです。
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