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食中毒は6〜9月に集中 発生しやすい温度や保存法などの予防ポイント

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2020/06/18 05:31 ウェザーニュース

このところ暑い日が続いていますが、食材の保管や食中毒が気になりはじめる時期ですよね。

黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオなど食中毒菌の多くが高温多湿の環境を好みます。そのため、梅雨から夏の時期は食中毒が発生しやすく、なんと6月~9月の4か月間に1年で発生する食中毒の7割が集中するそうなんです。

発生しやすい温度

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一般的に、食中毒菌は37℃前後でもっとも活発で、一方で65℃以上になると菌はほぼ死滅し、10℃以下では増殖が鈍ると言われています。

【予防】の第一歩としては調理の時はしっかり加熱し、保存する時は常温を避け、10℃以下で冷蔵することが必要になります。

しかし、ただ冷蔵庫に入れていれば安心とは限りません。

冷蔵庫に入れる時も注意!?

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冷蔵庫内を10℃以下に保つには、収納は7割程度に。詰め込み過ぎると冷蔵庫内の冷気の循環が悪くなり、温度を均一に保てなくなるからです。

また、野菜はラップに包んで冷蔵庫へ。これは野菜の表面に付く菌が他の食べ物に移るのを防ぐためです。

そして、食事の残り物を保存する時は、量が多いと中心部まで冷えるのに時間がかかり、その間に食中毒菌が増殖する可能性があります。冷やしやすくするために小分けにすることがポイントです。

美味しく安全に味わうために

これからの季節は外にお弁当を持って出掛けることもあると思います。

食中毒の予防策は他にもいろいろありますが、
基本は細菌を
・つけない(清潔、洗浄)
・増やさない(迅速、冷却)
・やっつける(加熱、殺菌)


この三原則を守って、美味しく安全なお弁当タイムを楽しんでください!
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