体の熱を冷ますツボ「陽谷」(ようこく)
熱中症とは、簡単に言えば、体の中に熱がこもることによって起こる諸症状のことです。
その主な対処法としては、「その熱を体の外に出してあげる」となります。
重度になれば専門的な治療が必要ですが、初期の段階では、涼しい場所に移動し、体を休め、水分補給をするといった応急処置が一般的です。そして「ツボ押し」でも症状を緩和していくことができます。
その1つが、「陽谷」です。このツボは、手の甲側、小指のラインと手首が交差するあたりのくぼみにあります(ボコっと出ている骨の小指側の際あたり)。陽谷は体内の熱を外に放散するツボとされ、暑邪の熱を取る効果が期待できます。細い血管にも通じるので、暑さで動悸がするときなどにも有効です。
その主な対処法としては、「その熱を体の外に出してあげる」となります。
重度になれば専門的な治療が必要ですが、初期の段階では、涼しい場所に移動し、体を休め、水分補給をするといった応急処置が一般的です。そして「ツボ押し」でも症状を緩和していくことができます。
その1つが、「陽谷」です。このツボは、手の甲側、小指のラインと手首が交差するあたりのくぼみにあります(ボコっと出ている骨の小指側の際あたり)。陽谷は体内の熱を外に放散するツボとされ、暑邪の熱を取る効果が期待できます。細い血管にも通じるので、暑さで動悸がするときなどにも有効です。
心を安定させるツボ「通里」(つうり)と「内関」(ないかん)
また、精神を安定させるツボとして、「通里」と「内関」があります。通里は、手の平側、小指側の手首の一番太いシワから肘に向かって親指1本分のところにあります。内関は、手の平を広げた時に手首から肘にかけて縦に走る2本の筋の真ん中、手首にある一番太いシワから肘に向かって指3本分の位置になります。
ともに精神安定のツボですから、熱中症気味で頭がぼーっとしているときや、どうも判断力が鈍っているときなどにお勧めです。また、通里には陽谷と同様、熱を放散する作用もあります。
ともに精神安定のツボですから、熱中症気味で頭がぼーっとしているときや、どうも判断力が鈍っているときなどにお勧めです。また、通里には陽谷と同様、熱を放散する作用もあります。
親指でじわ~と10秒押すのがコツ
ツボ押しをする際には、親指で10秒くらいを目安に、じわ~と圧をかけ、左右両方で行います。これを5セットくらいやると効果的です。
暑さで頭痛がしたり、頭がうまく働かなかったりといったときには、涼しいところで体を休めて、しっかり水分補給をした上で、これらのツボ押しで、体内の暑邪をしっかり取り除いていきましょう。
» 今の熱中症危険度は?
» GPS検索 時間ごとの気温はこちら
暑さで頭痛がしたり、頭がうまく働かなかったりといったときには、涼しいところで体を休めて、しっかり水分補給をした上で、これらのツボ押しで、体内の暑邪をしっかり取り除いていきましょう。
» 今の熱中症危険度は?
» GPS検索 時間ごとの気温はこちら
参考資料など
取材先:源保堂鍼灸院(http://genpoudou.com/)、瀬戸郁保氏、瀬戸佳子氏