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心身の不調が出やすい梅雨は「くるくる耳マッサージ」で体調回復

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2020/06/28 08:12 ウェザーニュース

沖縄は一足先に梅雨明けしていますが、東北から九州では現在梅雨本番を迎えています。

ウェザーニュースは昨年、会員の皆さんに「梅雨時期は他の季節に比べて体に不調が出やすいですか?」というアンケートを行いました(2019年6月2〜3日実施、8451人回答)。

「不調が出やすい」という回答は42%でしたが、男女別でみると女性は54%ですから半数以上のぼりました。

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回答者のコメントを見ると「湿気と低気圧で偏頭痛がします」といった、頭痛や偏頭痛になるという症状が目立ちましたが、他にも「腰痛になり痛くて歩けなくなるほどです」「梅雨に入る直前にぜん息の発作が出ます」といった症状を感じる人もいるようです。

梅雨時期の体調不良は典型的な気象病

「気象病とは気圧や温度、湿度の変化の影響を受けて引き起こされる不調や病気のことです。気圧が低下し、湿度が高くなり、梅雨冷えと蒸し暑さで気温変化が大きい梅雨時期の体調不良は典型的な気象病と言えます。食欲がない、体がむくむ、めまいがする、ぜん息が悪化する、足や腰の関節が痛む、うつ傾向が現れて塞ぎ込むことが多くなるといった多彩な症状が現れます」と語るのは、ウェザーニューズ気象病顧問アドバイザーで医師の佐藤純先生です。

梅雨期に気象病が増える理由

「気象病は内耳が大きく関係しています。耳の鼓膜の奥にある内耳は気圧の変化を感じる気圧センサーなのですが、この気圧センサーが敏感に反応しすぎると脳に過剰な情報が伝わり、自律神経が乱れて体にさまざまな変調が起こるのです」(佐藤先生)

自律神経のうち交感神経が活発になると血圧が上がったり痛みを感じ、副交感神経が活発になると眠くなったりだるくなったりします。自律神経の乱れがぜん息の悪化や足腰の関節の痛みにつながることもあります。

気象病を軽減する耳のマッサージ

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そこでお勧めは佐藤先生が考案した「くるくる耳マッサージ」です。内耳の血流が悪くなっているので、内耳の血流を良くして自律神経を整え、気象病を予防したり改善するのです。

「梅雨どきに心身の不調を感じる人は、『くるくる耳マッサージ』を朝晩に1回ずつ、毎日続けてみてください。この時期は気圧の変化だけでなく、梅雨寒(つゆざむ)と言われる気温の変化もあれば、雨が降ったり止んだりすると湿度も大きく変わります。そうした気象の変化による内耳の不調も『くるくる耳マッサージ』で改善できるはずです」(佐藤先生)

例年はつらい思いをしている梅雨どきの心身不調を「くるくる耳マッサージ」が改善してくれるかもしれません。ぜひ試してみてください。

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