アジサイは葉からの蒸散が多い
アジサイの開花日を当日線で結んだ「アジサイ前線」は例年、5月末の九州南部から始まり、しだいに北上します。それが梅雨入りの時期とも重なるため、アジサイは雨が似合う花とされますが、次のような理由もあるのです。
「アジサイは葉が大きくて数も多いため、水分が葉から発散する蒸散(じょうさん)が多く、鉢植えの場合は毎日の水やりが欠かせません。地植えの場合も空梅雨で地面が乾くと元気がなくなるので、水やりが必要になります」(川原田さん)
ちなみに、中学理科で「蒸散」の実験にはアジサイが使われます。アジサイの枝を水の入った試験管に挿(さ)して、葉のある枝と葉がない枝で水の吸い上げ量の違いを比べるというものです。
「アジサイは葉が大きくて数も多いため、水分が葉から発散する蒸散(じょうさん)が多く、鉢植えの場合は毎日の水やりが欠かせません。地植えの場合も空梅雨で地面が乾くと元気がなくなるので、水やりが必要になります」(川原田さん)
ちなみに、中学理科で「蒸散」の実験にはアジサイが使われます。アジサイの枝を水の入った試験管に挿(さ)して、葉のある枝と葉がない枝で水の吸い上げ量の違いを比べるというものです。
雨が大好きな「水の器」
ところで、アジサイは英語名で「ハイドランジア」といい、「水の器」という意味です。アジサイはいつも体内に水をたっぷり蓄えていることから名付けられたようです。雨が降ると生き生きして見えるのも当然です。
しかし、アジサイは雨と同じように日光も必要とします。「雨が好きだから“日陰の植物”と思い、鉢植えのアジサイを日陰に置いて育てると花のつきが悪くなります。よく日の当たるところで育ててください」(川原田さん)
雨と相性のいいアジサイですが、育てる際は注意が必要ですね。
しかし、アジサイは雨と同じように日光も必要とします。「雨が好きだから“日陰の植物”と思い、鉢植えのアジサイを日陰に置いて育てると花のつきが悪くなります。よく日の当たるところで育ててください」(川原田さん)
雨と相性のいいアジサイですが、育てる際は注意が必要ですね。