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沖縄・石垣島で50年に一度の記録的な大雨 土砂災害に警戒

2020/06/08 11:09 ウェザーニュース

梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、今日8日(月)午前中は沖縄の先島諸島で猛烈な雨となっています。

石垣島地方気象台は50年に一度の記録的な大雨になっているところがあるとして、警戒を呼びかけています。

石垣島では10時50分までの3時間降水量が227.5mmと非常に多くなっています。すでに道路冠水などが発生しており、土砂災害の危険性も高まっています。
>>最新の雨雲レーダー

断続的に非常に激しい雨のおそれ

午後にかけても湿った空気が流れ込みやすく、活発な雨雲が通過するタイミングがあります。断続的に1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降り、雷や突風を伴うおそれがあるので、注意が必要です。

道路冠水や河川の急な増水、落雷などに警戒してください。

「50年に一度の記録的な大雨」とは

過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとに、全国を5km四方に区切った地域ごとに、50年に一度程度しか発生しないような大雨が観測・解析されたときに、気象庁が発表する情報です。

その発表基準は、過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとにして、全国を5km四方に区切った地域ごとに、算出されています。

この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながる猛烈な雨が降っていることを意味しています。危険な状況が迫っているおそれがあるので、地元の自治体が発表する避難情報などを確認して、早めの避難を心がけてください。
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