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ほたるの乱舞する季節に 関東以西の各地で飛翔中

2020/06/26 16:15 ウェザーニュース

沖縄や奄美はすでに梅雨入りし、もうすぐ九州から東北でも雨の季節がはじまります。
そんな中、西日本や東日本ではホタルが見頃を迎え、美しい姿を見せています。

ヒメボタルの乱舞

山口県山陽小野田市 2020年5月28日撮影
現地からは「今日は少ないかと思っていましたが、8時半を越えたあたりからたくさん光り出しました。そろそろゲンジボタルへ行きたいところですがもう少しヒメボタルと戯れたい…。」
とコメントをいただきました。

水田で見られるイケボタル

静岡県菊川市 2020年5月28日撮影
また、静岡県菊川市からは「ホタルは既に源氏から、平家に取って代わっていた。」と、水田近くから写真が届きました。

一般的にゲンジボタルは主に川に見られ、ヘイケボタルは主に水田に見られるといわれています。

ほたるが見えやすい条件

ほたるは求愛行動のために光るため、その光がより目立つ日に多く見ることができます。

そのため、月が煌々と夜空で輝いている日はちょっと難しそうです。また、風が強かったり、気温が低い日もホタルはあまり姿を見せてくれません。

以上のことから…

◆曇っていて月明かりがない
◆風が弱い
◆気温が20℃以上


という条件がそろった時、最も見えやすくなります。

ほたる出現予想

今年の各地の見頃は、九州~東海では6月上旬、関東では6月中旬にかけて。甲信・北陸も6月下旬にかけて見頃を迎える予想となっています。

成虫になってからのほたるの寿命はわずか1週間~2週間程度と言われています。移り変わる季節に、今年もほたるたちは美しく舞い踊っているようです。
>>ウェザーニュースほたる情報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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