facebook line twitter mail

デコボコ? なめらか? どちらがおいしい? ジャガイモの選び方

2020/06/02 10:56 ウェザーニュース

カレーやシチュー、コロッケ、フライドポテトなど、用途が広く、保存もきくジャガイモ。一年を通じて手軽に入手できますが、新ジャガなら春先から今頃まで、その後店頭に並ぶジャガイモなら秋から冬にかけてが旬と言われています。

せっかく食べるなら、おいしいジャガイモを選びたいもの。そこでジャガイモを選ぶポイントについて、栄養管理士の柴田聡美さんにお話を伺いました。

表面のなめらかなイモがおすすめ

ジャガイモにもさまざまな種類がありますが、どの種類でも共通していることもあれば、種類によって見分けるポイントが変わってくることもあるそうです。

「まず、どの種類にも共通して言えるのは、丸みがあってデコボコが少なく、硬く重量感のあるものや、表面に傷やしわがなく芽が出ていないものが、良品のポイントです。皮が緑がかっているものは、日数が経っていたり、日に当たったことで有害な物質(ソラニンやチャコニン)が含まれている可能性があるので、避けたほうがよいでしょう」(柴田さん)

イモによって見分けるポイントが異なる

ジャガイモの種類ごとではどのように見分ければよいのでしょうか。

「店頭で見られるのは、男爵、北あかり、メイクイーンのほかに今が旬の新ジャガなどです。まず、男爵や北あかりは、中程度の大きさのものを選んでください。あまり大きいと、中に空洞ができていることがあります。メイクイーンは大小よりもするっと滑らかなものがよいでしょう。新ジャガなら皮が薄く、形が整った重みのあるものを選びましょう」(柴田さん)

イモの保存は基本は常温で

おいしそうなジャガイモを買ってきても、放っておくと芽が出たり、腐ったりすることがあります。上手に保存するにはどうすればよいでしょうか。

「ジャガイモは常温保存する野菜で、湿気を嫌うため、新聞紙で包んで風通しの良い冷暗所で保存するのが基本です。これから暑くなる時期は、水分が抜けないように新聞紙で包んだうえでポリ袋に入れ、冷蔵庫に入れた方が長持ちします。また新ジャガは水分が多いため、長期保存には適さないので、なるべく早く、できれば1週間程度をめどに食べきるようにしましょう」(柴田さん)

カレーや肉じゃがなど、ジャガイモは子どもを含め馴染み深い食材です。おいしいジャガイモを上手に選び、日々のメニューに活かしていきたいものです。
» ウェザーニュース記事一覧