facebook line twitter mail

湿度が上がる時期こそ要注意 お風呂のピンク汚れ対策とは

2020/06/15 10:39 ウェザーニュース

梅雨を迎え、湿度が高くなってくると、お風呂場の汚れが気になってくるのではないでしょうか。
その中でも目に付きやすいのが、掃除してもすぐに出てくるピンク汚れかもしれません。

お風呂場のピンク汚れの掃除方法や予防策について、ライオン株式会社リビングケアマイスター吉井和美さんに詳しく教えて頂きました。

掃除方法はこすり洗いでOK

画像 ライオン株式会社「Lidea」
ピンク汚れは、黒カビとは異なり、スポンジに浴室用洗剤をつけて、こすり洗いをするだけでキレイになります。水だけでは汚れが残ってしまうことがあるので、浴室用洗剤を使うことをおすすめします。

スポンジに汚れが移ってしまう場合があるので、使ったあとのスポンジはよくすすいでください。
スポンジをあらかじめ小さく切っておいて、毎回使い捨てにしてしまうのも手です。

気持ちが悪いからピンク汚れをこすりたくない!という場合は、塩素系カビ取り剤を活用しましょう。ピンク汚れを狙ってカビ取り剤をスプレーし、数分置いたあと、水で流せばOKです。スポンジが届きにくい場所の汚れもこれで落とすことができます。

(塩素系カビ取り剤を使うときは、換気のよい状態にし、メガネ・マスク・手袋を着用してください。
また、酸性タイプと混ざると有害なガスがでて危険なので、必ず単独で使用してください。
放置時間は製品によって異なるので、必ず表示を確認してください。)

温度・水分・汚れを残さない!

画像 ライオン株式会社「Lidea」
ピンク汚れの増殖要因は「温度・水分・栄養(汚れ)」。この3要因がそろわないように、日頃のちょっとした心がけが大切です。

温度・水分については、次のような対策が挙げられます。

▼温度・水分対策
・小物類は水はけの良い位置に
・浴槽はフタをして湯気が出ないようにする
・風呂上がりに水滴をふき取る
・十分に換気する

また、体からでた垢や皮脂などの汚れはピンク汚れの栄養源となるため、こちらも残さないようにする必要があります。

▼垢や皮脂の汚れ対策
・使用後に全体を「お湯」のシャワーで流す
・壁や床を浴室用洗剤で掃除する

ここでのポイントは、水ではなく「お湯」を使うこと。水だと蒸発しにくく水滴が残りやすいので、ピンク汚れが出やすい環境になってしまう場合もあります。
また、お湯のシャワーをかけただけでは汚れを落とし切れないので、週に1回は浴室用洗剤とスポンジなどでしっかり掃除しましょう。

>>ウェザーニュース記事一覧

参考資料など

ライオン株式会社 https://lidea.today/
Lidea https://lidea.today/articles/002381