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おいしいトマトの見分け方 決め手は“スターマーク”

2020/05/29 05:57 ウェザーニュース

今では1年中店頭に並ぶトマトですが、旬を迎えるこの時期は特に甘くおいしくなっているそうです。この旬のおいしさを味わうために上手なトマトの見分け方を、君津市で観光農園を営む佐野卓男さんに伺いました。

おいしさの決め手は鮮度と成熟度

トマトのおいしさは鮮度と成熟度が決め手となりますが、鮮度を見るにはまずヘタと実の表面の状態、成熟度を見るには色と重さに注目するのが良いそうです。

「ヘタが濃い緑色をしていてしおれていないもの、実の部分にツヤとハリがあるものが新鮮です。

また、成熟度を見るには、実の丸く張った部分が締まって固いもの、ずっしりと重みがあり、真っ赤に色づいているものを選びましょう。赤い色は栄養分のリコピンなので、赤みが強いほどリコピンが多く完熟に近いトマトになります。また、重みのあるものは、中身にすきまがなく実がつまっています」(佐野さん)

おいしいトマトには星がある

また、 パック売りではなく、1個ずつのばら売りになっているトマトは、良し悪しが見分けやすいといいます。

「1個売りのトマトの場合は、おしりの部分から放射状に白く線が伸びて、星のように見えるものを探してください。これを『スターマーク』といいます。線が均等で濃く大きいものは、特に甘みがある成熟したトマトの印です。

一方で、ヘタの付近に白い小さな斑点のようなものが出ているものがあります。こういうトマトはあまり甘くなく、水っぽいものが多いので避けた方が良いでしょう」(佐野さん)

トマトには、抗酸化作用があるリコピンや、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維などが豊富に含まれています。リコピンは油との相性が良いので、油を使った料理なら吸収率も上がるといわれています。

旬を迎えておいしさも栄養価もアップしているトマト。上手に選んで、旬の風味を十分に味わいましょう。

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