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茎とハカマに注目 おいしいアスパラガスの選び方

2020/05/11 05:55 ウェザーニュース

アスパラガスが旬真っ盛りにさしかかってきました。アスパラガスは収穫してから3時間以内で食べるのが最もおいしいとされているそうですが、産地の近くでなければそうはいきません。

そこで、店頭に並ぶものの中からできるだけ新鮮で柔らかくおいしいアスパラガスの選び方を、管理栄養士の柴田聡美さんに伺いました。

茎は太いものがオススメ

おいしいアスパラガスを選ぶには、まず茎に注目したほうがよいそうです。

「アスパラガスは茎が太くても細くても、中を通る繊維の本数は変わらないので、細いもののほうが『筋が多い』感じがします。そのため、茎の太いものを選ぶようにしましょう。また茎の穂先から根元までが緑色になっているほうが柔らかいものが多いです。というのも、根元が白いものはその白い部分が土の中にもぐっていて、根に近いため固いことが多いのです」(柴田さん)

ハカマにも注目! 間隔と形に注意

また、アスパラガスの「ハカマ」も、おいしさを見分けるポイントだと言います。

「茎には三角形の葉のような『ハカマ』と呼ばれるものが一定の間隔でついています。アスパラガスは気温が上がって急激に育つとハカマの間隔が広がり、寒いとゆっくりと成長するため、間隔が短くなります。

ゆっくり成長すると固くなることがあるので、ハカマの間隔が広いものを選んでください。またハカマの形が扁平で正三角形に近いものだと柔らかいので、形にも注意すべきです。さらに穂先が固くハリがあって締まっているもの、切り口がきれいで乾いていないものを選ぶこともポイントです」(柴田さん)

国産のアスパラガスの旬は5月〜7月頃です。輸入物も含めると年中店頭に並んでいますが、今の時期は味が濃く、栄養価も高いと言われています。国産アスパラガスの出荷量のピークは5~6月頃で値段も手頃になるので、ぜひ今の時期に新鮮で柔らかいアスパラガスをいただきましょう。

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