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福岡など西日本に長い飛行機雲 地上でカラッとでも上空はしっとり

2020/05/07 11:59 ウェザーニュース

九州など西日本の上空に長い飛行機雲が現れています。上空高い所は空気が少し湿ってきた証拠です。

今日7日(木)の西日本は朝から青空が広がっています。各地とも湿度は低く、最小湿度は12時までに福岡で33%、広島で18%まで下がるなど、カラッとした陽気です。

地上は乾燥してカラッとしている一方で、上空はやや湿度が高くなっているため、飛行機雲がすぐに消えずに、長く何本も残っています。

飛行機雲と天気の関係は?

低気圧が接近するときは、地上よりも上空高いところから、湿った空気に覆われ始めることが多いのです。そのため、上空高いところが湿ってきて、飛行機雲が長く残ると雨が近づいているサインととらえることができます。

今回の飛行機雲は、上空を流れる強い風・ジェット気流付近の湿った空気が作り出したものです。すぐに天気が崩れるサインにはならず、明日8日(金)は晴れる所が多くなります。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
やまくみさん