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みずがめ座η流星群
5月6日(水)未明が見頃

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2020/04/29 11:22 ウェザーニュース

大型連休後半の5月6日(水)、みずがめ座η流星群の活動がピークを迎えます(η:エータ)。

極大時刻は6日(水)の朝5時頃ですが、日本では放射点の昇ってくる深夜の1時過ぎから明け方までが流れ星の見やすい時間となります。


アストロアーツ社によると、予想される数は1時間あたり5~10個程度とみられるとのことです。ただ、満月に近い明るい月がほぼ一晩中夜空を照らすため、条件はあまり良くありません。流れ星は空全体に飛ぶので、月視界に入れないようにしながら広く空を見渡してみてください。

みずがめ座η流星群は毎年ゴールデンウィークの終わりごろに活動する流星群で、速度が速いのが特徴です。ハレー彗星の通り道を地球が通過し、そこに残されていた塵が地球の大気に飛び込んで、上空100km前後で発光して見える現象です。

6日(水)未明から明け方の天気は

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流星見えるかな?
5日(火)の夜は低気圧がだんだんと東に離れるため、西日本は晴れて星空が見られる所が多くなりそうです。

関東や東北太平洋側は低気圧の影響が残るため、明け方に近づくほど晴れ間が増える予想です。

低気圧の影響が最後まで残る道東や、海からの風が吹き込みやすい日本海側は、流星観測には厳しい条件となりそうです。
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家から流星を楽しんでみては

明くる5月6日(水)は休日のため、夜更かしや早起きが容易かもしれません。

コロナ禍で楽しみの選択肢が少ない大型連休となってしまいますが、気晴らしに夜空を眺めて、流れ星に願いをかけてみてはいかがでしょうか。
» ウェザーニュース記事一覧

参考資料など

『天文年鑑(2020)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/

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