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七色以上の虹 北海道で見られた過剰虹

2020/04/21 17:42 ウェザーニュース

今日21日(火)は寒気に伴う雲が流れ込んでいる影響で、北海道では晴れたり雨が降ったりの変わりやすい天気です。時々差し込む日差しが虹を作りだしました。

北海道の江別市で見られた虹は、紫色の帯のさらに内側に、何色かの色の帯が見られます。これは「過剰虹」と呼ばれる現象です。

過剰虹(かじょうにじ)とは?

一般に虹の七色は、外側から【赤・橙・黄・緑・青緑・青・紫】と並ぶと言われています。しかし今回の虹は、最も内側の紫色のさらに内側にぼんやりとアーチが見えました。このアーチもよくよく見てみると、虹色に分かれています。

これが「過剰虹(かじょうにじ)」と呼ばれる現象で、虹を映し出す雨粒の大きさが均一に揃っている時だけに現れる虹です。

しかも、はっきりした虹の外側にうっすらともう一つの虹が現れ、「二重虹」となっています。

「夕虹は晴れ」という諺がありますが、明日22日(水)も上空の寒気の影響を受けて大気の状態が不安定になる見込みで、スッキリと晴れず変わりやすい天気となりそうです。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)ノエルさん