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低気圧接近と満潮が重なり、瀬戸内海で高潮のおそれ

2020/04/12 16:00 ウェザーニュース

低気圧が発達しながら日本の南の海上を進んでおり、今日12日(日)深夜から13日(月)早朝にかけて瀬戸内海に接近すると見られます。

この接近と同じタイミングで兵庫や岡山や香川などでは満潮時刻を迎えるため、低気圧の中心付近の吸い上げ効果と風による吹き寄せ効果により、海面の高さが通常よりも上がる高潮が発生する可能性があります。

なお、冠水が起きるほどではないと見ていますが、念の為、海のすぐそばには近づかないようにしてください。

吸い上げ効果と吹き寄せ効果について

【吸い上げ効果】
台風が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がる現象。外洋では気圧が1hPa低いと海面が約1cm上昇するといわれています。

【吹き寄せ効果】
海水が風によって海岸に吹き寄せられて海面が上昇すること。特にV字形の湾では、奥へ狭まる地形によって海面上昇が助長させるため、特に海面が高くなります。