12日(日)0時44分頃、茨城県南部を震源とするマグニチュード5.1の地震が発生しました。この地震で茨城県水戸市やつくば市、栃木県宇都宮市や佐野市、埼玉県春日部市、千葉県野田市など広範囲で震度4を観測、東京都心や横浜市でも震度3の揺れを感じました。

関東で震度4以上の揺れを観測するのは、2月20日に発生した千葉県北東部を震源とする地震以来、約1か月半ぶりです。茨城県南部では2月1日に今回の震源の少し南東でマグニチュード5.3の地震が発生し、やはり広い範囲で最大震度4を観測しました。

茨城県南部は深さ50km前後でマグニチュード5を超えるような地震が頻発する地域で、東日本大震災以前も含めて、平均すると年に1～2回程度発生しています。2016年には最大震度5弱を観測する地震が発生しました。

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は発生していません。

注目の地震は11日(土)に発生したカリフォルニア州の地震です。カリフォルニアの地震と言えば、沿岸部のサンアンドレアス断層の活動が良く知られています。ただ、今回の地震はシエラネバダ山脈の東側の内陸部で発生したものです。

この周辺には小さな断層が点在しており、今回のようなマグニチュード5クラスの地震は時々発生しています。震源が10km未満と浅いため、震央のごく近い所では強い揺れに見舞われる可能性がある地域です。