facebook line twitter mail

西日本の上空に「外接ハロ」が出現中 雨の前触れ

2020/04/11 12:50 ウェザーニュース

今日4月11日(土)の西日本では、太陽の周りにまるい虹のようなものが出現しているところがあります。この現象は「ハロ」または「暈(かさ)」と呼ばれ、天気が悪くなる前に見られることがあります。

特に今日見えているハロは「外接ハロ」と呼ばれるものとみられます。外接ハロは太陽高度が高い時間帯に、上下のタンジェントアークが楕円形に繋がっている状態で、通常のハロよりも虹色がくっきりと見えることが特徴です。

これらは大気光学現象の一種で、氷の粒で出来た雲によって太陽光が反射・屈折することで、環状に光る部分が見えています。

雨の前触れを示す雲や現象

天気が下り坂になる時に見える雲
低気圧の接近前には、その距離によって見られる空模様に特徴的な変化がみられることがあります。空高く薄い雲から始まり、だんだんと雲が低く厚くなってきます。

ハロはこの途中で見られることが多く、上空の薄い雲が出ているときに見られることがあります。その後、ハロが見えなくなり縞模様の雲や低い雲が増えてくると、低気圧や前線が近づいているとみることが出来ます。

今日は西日本に前線が接近しているため、薄雲が広がりハロが見えたみられます。

午後は雲厚くなり、夕方には雨

時系列天気予報
低気圧近づくため、西日本では午後には雲が厚みを増し、夕方には雨の降る所が多くなると予想しています。

買い出しなどで外出をされる場合はなるべく昼間のうちに帰宅するようにし、帰りの遅くなる場合は傘をお持ちください。
» ピンポイント天気予報
» 雨雲レーダー

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 児島屋甚兵衛 さん