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この夏はエルニーニョ現象の可能性低い

2020/04/10 15:09 ウェザーニュース

気象庁は今日10日(金)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。3月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は+0.2℃で、ほぼ平年並みの状況です。対流活動や貿易風も平年並みで、エルニーニョ現象、ラニーニャ現象ともに発生していないことを示しています。

太平洋赤道域では、海洋表層の水温の平年との差が小さいため、今後しばらくは平年並で推移すると考えられます。エルニーニョ現象を予測するコンピューターシミュレーションの結果でも、夏は基準値に近い値か基準値より低い値で推移する見込みです。

このため、夏にかけてエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高いと見られます。

夏の気温は平年並みか高い予想

長期予報では、夏の気温は全国的に平年並みか平年より高い予想となっています。

エルニーニョ現象の発生がない見込みで、インド洋の海面水温が影響しやすい状況です。
>>この先3か月の長期予報