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ロシア・シベルチ山噴火 噴煙は約15000mの高さに

2020/04/09 10:35 ウェザーニュース

日本時間の今日9日(木)早朝にロシア・カムチャッカ半島のシベルチ山が噴火しました。噴煙は高度15000m付近まで達したと見られ、気象衛星ひまわり8号でもその様子がはっきりと捉えられています。

シベルチ山はカムチャッカ半島を代表する標高が3300mほどの活発な活火山です。

噴煙は上空の風に流されて南東方向に拡散しています。この周辺は航空路になっているため、通過する航空機に影響の出る可能性があります。

カムチャツカ火山観測所(KVERT)は航空向けカラーコードを4段階中、上から2番目のランクであるOrangeとしており、今後も噴煙の高度が10000mを超える噴火の可能性があるとして、警戒を呼びかけています。

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構