ほんとうにこの3月の空気はキレイだった

青空がキレイに見えるには、空気中の水蒸気や汚染物質など様々な要因が関係します。
黄砂やPM2.5などの大気汚染物質の監視や予測を行っている、ウェザーニュース予報センターの解析によると、ほんとうにこの3月の空気はキレイだったようなのです。
大気汚染物質の少なさを表す指数(CII:Clean aIr Index)は、2019年3月の全国平均は0.78だったのが、2020年3月は0.81前後と、0.03ポイント高い結果となりました。
黄砂やPM2.5などの大気汚染物質の監視や予測を行っている、ウェザーニュース予報センターの解析によると、ほんとうにこの3月の空気はキレイだったようなのです。
大気汚染物質の少なさを表す指数(CII:Clean aIr Index)は、2019年3月の全国平均は0.78だったのが、2020年3月は0.81前後と、0.03ポイント高い結果となりました。
前年同月を上回る日が連続

日ごとの変化をみてみても、2020年3月の値は2019年3月を上回る日が続き、空気がキレイな日が多いのがわかります。
その主な理由としては、新型コロナウイルスの流行に伴い、
1.中国大陸からの越境汚染の低下
2.自動車の交通量の減少(通勤や観光による移動量の減少)
があるのではないかと考えられます。
(CIIは、オゾンやPM2.5などの大気汚染物質の少なさを表す指数で、NICT-情報通信研究機構による計算式をもとにウェザーニュースが独自で算出しています。値が高いほど空気がきれいなことを表しています。)
その主な理由としては、新型コロナウイルスの流行に伴い、
1.中国大陸からの越境汚染の低下
2.自動車の交通量の減少(通勤や観光による移動量の減少)
があるのではないかと考えられます。
(CIIは、オゾンやPM2.5などの大気汚染物質の少なさを表す指数で、NICT-情報通信研究機構による計算式をもとにウェザーニュースが独自で算出しています。値が高いほど空気がきれいなことを表しています。)
空の写真20万枚から“青空のあざやか度”を分析

次に、ウェザーニュースのアプリ会員から寄せられた「ウェザーリポート」という空の写真から、“青空のあざやか度”を分析してみました。
2020年3月と2019年3月に届いた空の写真約20万通を、AIによる自動画像解析技術を活用して比較しました。あざやか度が上位となった青空の写真を抽出し、平均化した青の色でイメージ図を描いてみました。すると、僅差ですが2020年のほうが青が濃く、2019年のほうが若干白っぽくくすんだ青となりました。
2020年3月と2019年3月に届いた空の写真約20万通を、AIによる自動画像解析技術を活用して比較しました。あざやか度が上位となった青空の写真を抽出し、平均化した青の色でイメージ図を描いてみました。すると、僅差ですが2020年のほうが青が濃く、2019年のほうが若干白っぽくくすんだ青となりました。

また、期間中の青空のリポートを色ごとに分類してあざやかさを比較したところ、“とてもあざやか”では3.7ポイント、“あざやか”では2.7ポイント、合わせて6.4ポイントも2020年の3月のほうがあざやか度が高いという結果になりました。