春が暖かくても桜が咲かず
1953年の統計開始以来、鹿児島の開花が4月までずれ込んだのは3年ぶり8回目のことです。ただ、最近は同じ遅咲きでも少し傾向が違います。
以前は春の気温が低い年に開花が遅れていました。1957年の3月の気温は平年より3.1℃、1963年は2.1℃も低くなっています。
しかし、最も遅い開花となった2017年の3月の気温は0.9℃低いだけで、今年に至っては1.5℃高いにも関わらず、開花が遅れました。
以前は春の気温が低い年に開花が遅れていました。1957年の3月の気温は平年より3.1℃、1963年は2.1℃も低くなっています。
しかし、最も遅い開花となった2017年の3月の気温は0.9℃低いだけで、今年に至っては1.5℃高いにも関わらず、開花が遅れました。
今年は記録的暖冬が大きな要因に
3月ではなく、1月の気温と比べると大きな違いがわかります。今年は1月の気温が平年を2.6℃も上回る記録的な高さで、冬の寒さによって開花に向けて花芽が目覚める「休眠打破」が十分に行われませんでした。
近年は冬の気温が高くなる傾向が見られ、元々温暖な鹿児島など九州南部は休眠打破が十分に行われないパターンが増えてきました。今後、温暖化が進んだ場合は、九州以外でも同様の傾向が現れると考えられます。
>>最新の桜開花情報
近年は冬の気温が高くなる傾向が見られ、元々温暖な鹿児島など九州南部は休眠打破が十分に行われないパターンが増えてきました。今後、温暖化が進んだ場合は、九州以外でも同様の傾向が現れると考えられます。
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