春を彩る!桜クイズ(中級編)
〜空・自然・季節のクイズをプロが出題〜
2020/03/28 10:58 ウェザーニュース
東京の桜が満開を迎え、気分も春めいてきましたね。
今年は新型コロナの影響で外出自粛要請がでるなどワイワイお花見は難しいですが、この機会に桜の知識を増やして、いつもと違った角度から桜を楽しみましょう!
桜に関するクイズ2日目となる今回は、ちょっとレベルアップした問題を用意しました。
Q1: 駅名に「桜」と付くのは全国で何駅?正解は(2)「桜」と付く駅は、全国に39あります。【北海道】桜岡駅、【福島県】桜水駅、【東京都】桜街道駅、桜新町駅、桜台駅、桜田門駅、新桜台駅、聖蹟桜ヶ丘駅、桜上水駅、【千葉県】桜木駅、【神奈川県】桜ヶ丘駅、桜木町駅、【埼玉県】桜沢駅、南桜井駅、【長野県】桜沢駅、桜町駅、【静岡県】桜木駅、桜橋駅【愛知県】桜駅、桜井駅、桜町前駅、桜山駅、南桜井駅、桜本町駅、【三重県】桜駅、【滋賀県】桜川駅、【大阪府】桜井駅、桜川駅、桜島駅、桜ノ宮駅、【奈良県】桜井駅、【愛媛県】伊予桜井駅、【福岡県】桜台駅、桜坂駅、【長崎県】桜町駅、【鹿児島県】桜島桟橋通駅
一番多いのは東京都、「そうだ行こう!」って言う割に、京都府には無いんですね。
Q2: 日本からワシントンに桜を贈ったのは何年前?正解は(3)1909年,尾崎行雄東京市長(当時)は日米親善を祈念し,桜を米国に寄贈しましたが,これには害虫がついていたことが発覚し,現地で全て焼却処分になってしまいました。1912年,再度贈られた約3,000本の桜は,無事米国に到着し,同年3月27日にタフト大統領夫人と珍田大使夫人によってワシントンDCのポトマック河畔に植樹されました。米国に寄贈された桜はワシントンDCのポトマック河畔に植えられており,数本の原木を含めて毎年華やかに花を咲かせています(外務省HPより)。
Q3: ソメイヨシノは、オオシマザクラと何をかけ合わせている?- 1. エドヒガン
- 2. ヤマザクラ
- 3. シダレザクラ
正解は(1)ソメイヨシノは、江戸時代の染井村でオオシマザクラとエドヒガンを交配して(かけ合わせて)作られた、園芸種です。
Q4: 桜のつぼみは茶色く硬い状態から先の色が変化していきますが、次は何色に変化する?正解は(1)桜は、(1)まだ小さく硬いつぼみ=茶色→(2)先が黄色→(3)先が緑→(4)半分以上緑→(5)先がピンクに→(6)花びらが見えた→(7)花の軸が伸びきったの順に生長します。その後、およそ1日以内に開花し、満開へと向かっていきます。 Q5: 川沿いに桜が多いのはなぜ?- 1. 川に波が立つのを防ぐため(風よけ)
- 2. 町民憩いの場だったため(利便性)
- 3. 川岸の地盤を固めるため(決壊防止)
正解は(3)広葉樹である桜は、根の張りが良く、地面をしっかりと固めてくれます。インフラ工事のままならない時代、川沿いの弱い地盤が固くなることを目的に植えられたと言われます。ただ、桜もだんだんと年老いていくため、地盤も少しずつ緩んでしまいます。しかし、桜が咲いているということは、お花見ができるということでもあります。桜を植えた川沿いには多くの人が訪れ、その人たちの重さで、さらに地盤が踏み固められる。そんな、二段階で考え抜かれた植樹だったんですね。
Q6: 宴会型のお花見をはじめたと言われているのは?正解は(2)平安時代までは花見といえば貴族の中での文化でしたが、鎌倉時代になると武士たちの間にも広がります。さらに、安土桃山時代になると、花見の内容にも変化が起こり始めます。それまでは、庭にある桜の樹の下で、優雅に歌を詠むというような花見でした。しかし、この頃から桜の下で酒宴が行われるようになります。宴会型の花見は、かの有名な豊臣秀吉から始まったと言われています。秀吉は、今でも桜の名所として有名な醍醐寺に、大勢の人を招いて大規模な花見を開催しました。現代の花見の原型は、この時代に形成されていたようです。
Q7: さくらもちの葉っぱの生産地第1位は?正解は(1)実は、さくらもちの葉っぱの多くはオオシマザクラの葉っぱです。オオシマザクラでないと、きれいな色が出ないそうです。そして、その葉っぱのおよそ九割が、静岡・伊豆で生産されています。特に松崎町(西伊豆)では、全体の七割を占めるそうです。