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旬のセロリ 葉っぱどうしてる?βカロテンは茎の2倍

2020/03/26 05:00 ウェザーニュース

年間通じて流通しているセロリですが、今の時期は一大産地の静岡県産が出荷時期を迎え、比較的多く出回ります。

ところでセロリはサラダやディップなどで食べるときは茎の方が圧倒的に多く、葉はあまり食べませんね。

そこで「セロリの葉っぱどうしてる?」とアンケート調査を実施しました。

意外と多い、「葉も調理する」

結果をみると、セロリを買わない人も34%ほどいました。特に若い世代ほどセロリを買わないようで、20代では55%が「セロリを買わない」と回答しています。年代が高くなるほどセロリをよく購入していることがわかります。ただし、セロリを購入する人(49%+17%)のうち、約3割の人が葉っぱを「捨てる」と回答しています。

βカロテンは葉は茎の2倍!

管理栄養士の柴田聡美先生によると、セロリの葉には茎の2倍のβカロテンが含まれているそうです。

「セロリには、カリウムとβカロテンが多く含まれます。カリウムには血圧を安定させる効果が期待でき、βカロテンには皮膚や粘膜の保護作用があるとされています。また不溶性の食物繊維も含まれているので、便秘の改善にもつながります。

実は、このセロリの栄養素のうち、βカロテンは茎より葉に2倍も多く含まれています。また葉だけに含まれる香り成分の一つ、ピラジンは血行を促進する効果があるとされています。だから、セロリを買ったら葉までおいしくいただくようにしましょう」(柴田先生)

セロリの葉が持つ健康効果はわかりましたが、どのように調理すればよいのでしょうか。生では少し食べにくいような気がします。

葉は加熱するとコクが増す

「葉はレタスなどに比べるとやや固めで香りも強いので、生で食べるには抵抗があるかもしれませんが、無理に生で食べる必要はありません。実は、葉は生より加熱調理がおすすめなのです。葉の栄養素は加熱することで味に深みが増し、料理にコクを与える性質があります。だから、シチューなどの煮込み料理などにはぜひ入れるようにしてください。また、みじん切りにしてからゴマ油、醤油で炒めて佃煮風にしてもとてもおいしくいただけます。

すぐに調理しない場合は、葉だけポリ袋に入れて冷凍することをおすすめします。冷凍しておいて、調理する際に凍ったままポリ袋ごとぐっと握ると、葉が簡単に粉々になるので、包丁で切る必要がありません。そのままカレーなどに入れるとコクが増します。とても細かくなっているので、セロリが嫌いなお子さんでも抵抗なく食べられます。」(柴田先生)

これから暖かくなると生野菜がおいしくなる季節、セロリも食卓に登場する機会が増えます。その際には茎だけでなく、葉もおいしく調理して余すことなくいただきましょう。
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